新型ハリアーのフルモデルチェンジはいつ?最新予想情報まとめ!

2018年のハリアー
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トヨタのSUV「ハリアー」はスタイリッシュなデザインと高級感のあるインテリアが人気の車種です。

1997年に発売された初代モデルは今までのSUVには無かったラグジュアリー性を取り入れたことで大人気となり、現在ではレクサスブランドでハリアーから派生した車種が販売されるようになりました。

現行の3代目モデルは2013年から発売されており気になるのが4代目へフルモデルチェンジする時期ですが、2017年にビッグマイナーチェンジを行い大幅な改良があったため早くても2021年になりそうです。

当記事では4代目ハリアーのデザインやエンジンなどの最新情報についてまとめていきます!

ハリアーのモデルチェンジ周期

初代モデル(1997年~2003年) SXU・ACU・MCU1

初代ハリアー

初代ハリアーが発売されたのは1997年12月でSUVとして求められる悪路走破性だけではなく快適性や乗り心地についても徹底的に考えられた車です。

1998年6月にはイタリアのカロッツェリアであるザガート社とコラボレーションした特別仕様車「ハリアーザガート」が登場しました。

初代ハリアーザガート

 

ハリアーザガートはイタリアのスーパーカーブランド「フェラーリ」を思い出される真っ赤なボディにゴールドに輝くアルミホイール、立体感のあるオーバーフェンダーなどトヨタディーラーで正規販売していたとは思えないほどに斬新な車。

 

2000年11月にはデザインや装備を変更したマイナーチェンジが行われました。

  • フロントグリル、リヤコンビランプ、ステアリングのデザイン変更
  • 2.2Lエンジンが2.4Lにパワーアップ
  • ベースグレード以外にディスチャージヘッドランプを標準装備

2代目モデル(2003年~2013年) ACU・MCU・GSU3

2003年2月17日にフルモデルチェンジが行われ2代目ハリアーが発売開始されました。

エンジンは引き続き2.4LとV6の3.0Lでしたが、V6モデルはトランスミッションが4速ATから5速ATになり最上級グレードのAIRSではエアサスペンションを採用してSUVのデメリットであった乗り心地が改良されました。

2代目ハリアー

2005年3月には3.3L VVT-iガソリンエンジン(155kW:211馬力)に高性能フロントモーター(123kW:167馬力)とリヤモーター(50kW:68馬力)を追加したハイブリッドモデルが追加されました。

電気式4WD(E-four)でありながら10・15モードで17.8km/lという低燃費を実現。

2006年1月にマイナーチェンジが行われV6の3.0LエンジンがV6の3.5Lにパワーアップ、上級グレードではオートレベリング機構付きのディスチャージヘッドランプを採用、カーナビはDVDからHDDタイプ進化しました。

また同じく2006年には再びザガートとコラボしたハリアーザガートが登場して、トヨペット店50周年記念の特別仕様車として限定250台が発売されました。

2代目ハリアーザガート

そして2009年1月にはハリアーから派生した新型車種「レクサスRX」が日本でもレクサス店で発売され、生粋のプレミアムブランドが誇るSUVとして注目を集めました。

レクサスRXが発売されたもののトヨタブランドでハリアーは人気車種であり続け、2009年8月には240GをベースにしてAFS(ヘッドランプコントロールシステム)、4:2:4分割可倒式リアシート、電動サンバーサポートが付いた運転席マルチ8ウェイアシャスタブルシート 、パワーバックドアなどを装備した豪華な特別仕様車「240G LパッケージLimited」を発売しました。

ビッグマイナーチェンジは2006年の1回だけでしたが、2代目ハリアーは約10年も生産され続けたロングセラーモデルとなりました。

 

3代目モデル(2013年~) ZSU6#W/ASU6#W/AVU65W

3代目のハリアー

3代目モデルは2013年12月に発売が始まりエンジンは直列4気筒2.0Lに排気量が低下、トランスミッションはトルコン式ATからCVTに変更、LEDヘッドランプを全車標準装備など時代に合わせて各部が進化しました。

エクステリアは初代、2代目と同じくSUVクーペ風のフォルムを継承しつつもヘッドランプを薄目にしてスタイリッシュなデザインに変更、テールランプも独特のグラデーションのある光り方をするタイプで近未来的な印象を与えます。

2018年のハリアー

4代目モデルは2020年~2023年に発表か

ここまでのハリアーの歴史、モデルチェンジ周期をまとめました。

  • 1997年12月:初代ハリアー発売開始
  • 2000年11月:初代ハリアー、マイナーチェンジ
  • 2003年2月:2代目にフルモデルチェンジ
  • 2006年1月:2代目ハリアー、マイナーチェンジ
  • 2013年11月:3代目にフルモデルチェンジ
  • 2017年6月:3代目ハリアー、マイナーチェンジ

約3~4年の間隔でマイナーチェンジ、フルモデルチェンジが行われていますが、2代目モデルは2006年~2013年までは特別仕様車などの追加はあったものの大きな変化はなく7年も発売されました。

3代目ハリアーに関しても同じように2017年6月のビッグマイナーチェンジ以降はしばらく大きな動きはないことが予想されます。

早くても2020年ですがレクサスブランドでNX、RX、そしてコンパクトSUVのUXもありますし、これらの3車種の動向次第でも変わってきそうですね。

現実的には2023年あたりが濃厚と言えるでしょう。

 

エクステリアデザインはキープコンセプト

次期ハリアーのエクステリアですが現行モデルと同じく曲線をベースにした優雅なSUVクーペ風のデザインは継承されるでしょう。

レクサスブランドのSUV車種は威圧感のあるスピンドルグリルやボディへのプレスラインなどで力強さを表現しておりハリアーと差別化を行っています。

レクサスのrx

2017年6月のマイナーチェンジ後にプログレス、プレミアム、エレガンスのターボ車には流れるウインカーことシーケンシャルターンランプがフロントのみに標準装備されました。

リアについては流れないため4代目ハリアーでの採用に期待しましょう。

 

インテリアも伝統を継承

ハリアーのインテリアはダッシュボードやドアトリムにステッチ装飾が施されたソフトパット&合皮素材を使用していたり、ボルドーやブラウンなどカラーラインナップも豊富で拘りが随所に見える質の高い仕上がりです。

センターコンソール上部に大型ディスプレイを配置して下部にシフトノブ(ATセレクター)を配置するのはハリアーの伝統で、次期モデルでも基本的なデザインは変わらないでしょう。

ハリアーのボルドーインテリア

2018年冬に発売するレクサスUXと比較しても高級感では引けを取りません。

レクサスuxのインテリア

4代目ハリアーではメーター類のデジタル化、センターのナビゲーションディスプレイの大型化、アンビエントライト(間接照明)のカラー追加などが予想されます。

シートに関しては既に最上級グレードのPROGRESS “Metal and Leather Package”、PREMIUM “Metal and Leather Package”でシートヒーターだけではなくシートから涼しい風がでるベンチレーション機能も付いており、あとはマッサージ機能が付くかどうかですね。

 

エンジンはダイナミックフォースエンジンへ

ハリアーはパワートレインが豊富な車種で現行モデルではNA2.0L、2.0L+ターボ、2.5L+モーターのハイブリッドと3種類があります。

加速性能が欲しいときにはターボエンジン、4WDに加えて低燃費を求める場合はハイブリッドがおすすめです。

NA 2.0Lエンジン

  • エンジン:直列4気筒
  • 総排気量:1986cc
  • 最高出力:151ps(111kW)/6100rpm
  • 最大トルク:19.7kg・m(193N・m)/3800rpm

2.0L+ターボ

  • エンジン:直列4気筒+ターボ
  • 総排気量:1998cc
  • 最高出力:231ps(170kW)/5200~5600rpm
  • 最大トルク:35.7kg・m(350N・m)/1650~4000rpm

2.5L+ハイブリッド

  • エンジン:直列4気筒+モーター
  • 最高出力:152ps(112kW)/5700rpm
  • 最大トルク:21.0kg・m(206N・m)/4400~4800rpm
  • フロントモーター出力:143ps
  • フロントモータートルク:27.5kgm
  • リアモーター出力:68ps
  • リアモータートルク:14.2kgm

次期フルモデルチェンジでは2017年7月から発売されているカムリに搭載されたトヨタ新開発のダイナミックフォースエンジンになります。

トヨタのダイナミックフォースエンジン

新型エンジンは、高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに高出力を実現しています。その結果、新開発の2.0Lガソリン車用エンジン・ハイブリッド車(HV)用エンジンは、それぞれ、世界トップレベル*の熱効率40%・41%を達成しました。また、従来型エンジンに比べて、低回転から高回転まで全域でトルクアップを実現すると同時に、各国の排気規制にも先行して対応します

出典:https://newsroom.toyota.co.jp/jp/powertrain2018/engine/

現行型の3ZR-FAE型エンジン(ターボは8AR-FTS型、ハイブリッドは2AR-FXE型)も直列4気筒2.0Lですが出力、圧縮比、燃費など様々な点が改良されます。

3ZR-FAEエンジンとダイナミックフォースエンジンのスペックは以下の通り。

  3ZR-FAE ダイナミックフォースエンジン
排気量(cc) 1986 1986
内径×行程(mm) Φ80.5×97.6 Φ80.5×97.6
圧縮比 10.5 13
最高出力(kW/rpm) 112/6,100 126/6,600
最大トルク(N・m/rpm) 193/3,800 205/4,800

最高出力は+14kW、最大トルクは+12N・mでパワーアップしており、日本の行動を安全運転する分には十分なスペック。

現行ハリアーはNA、ターボ、ハイブリッドと3つのパワートレインでエンジンが違いますが、直列4気筒なのは同じなので4代目ではすべて新開発の直列4気筒ダイナミックフォースに統一されることが考えられます。

トランスミッションは8速ATか

ハリアーのトランスミッションはガソリンとハイブリッドではCVT、ターボは6速ATを採用していますが、次期モデルでは新型クラウンと同じ8速ATで全モデルに採用される可能性があります。

CVTは変速ショックがほぼなく燃費性能にも優れますが運転する楽しさという意味では物足りないトランスミッションで高級車にはあまり使われていません。

新開発のダイレクトシフト8ATはギアの多段化でエネルギー伝達効率が向上しており燃費性能は格段にアップ!

そしてアクセルペダルの踏み込みに合わせてダイレクトに車が加速していきますし、運転していて気持ちの良いとトランスミッションです。

トヨタのダイレクトシフト8at

出典:https://newsroom.toyota.co.jp/

現行と同じようにターボのみダイレクトシフトATで、その他のパワートレインはCVTが引き続き採用される可能性もあります。

 

プラットフォームはTNGA

3代目ハリアーのプラットフォームは北米、欧米市場で発売しているRAV4(ラヴフォー)と同じという独特のものですが、次期モデルでは新型プリウスやクラウンと同様にトヨタの最新車種で採用されているTNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)になり、車両重量の軽量化や剛性の向上、生産コストを低下させることができます。

同じSUVのC-HRでも採用されているので乗り心地や静粛性についても徹底的に研究された結果がハリアーにフィードバックされます。

tngaプラットフォーム

出典:https://toyota.jp/prius/tnga/

 

安全装備はトヨタセーフティセンスの最新バージョン

ハリアーはトヨタの安全装備パッケージ「トヨタセーフティセンスP」が採用されており、ミリ波レーダーと単眼カメラによる2つの検知システムを始めとして事故防止に関する様々な装備が付いています。

自動ブレーキ(プリクラッシュセーフティシステム)

トヨタの自動ブレーキ

自動ブレーキ機能はミリ派レーダーと単眼カメラの2つの検知システムにより対歩行者にも動作します。

また対車両に関しては動作速度が10km/h~180km/hになるので高速道路上でも万が一の事故を防ぐことができます。

 

ステアリング操作サポート(レーンディパーチャーアラート)

ハンドル操作サポート

高速道路やバイパス道路などを走行中には道路上の白線を単眼カメラが検知しての車線中央を走行するようにハンドル操作のサポートが行われます。

ふらつきやはみ出しを検知するとブザーとディスプレイ表示による警告とともに、ステアリングの自動制御によりもとの車線に戻ります。

白線が無い場合では先行車を検知して追従する機能がついている自動運転技術の1つです。

 

追従ドライブ支援機能(レーダークルーズコントロール)

追従ドライブ支援機能

レーダークルーズコントロールでは前方車両の速度に合わせて加速・減速を自動で行いドライバーの疲労軽減に役立ちます。

全車速追従制御が付いているので停止から再発進まで対応しています。

レジャーや旅行にピッタリのハリアーで長距離移動するときにはとても助かる機能。

 

自動ハイビーム(オートマチックハイビーム/アダプティブハイビームシステム)

自動ハイビーム

車両前方の単眼カメラが対向車両のヘッドランプを検知することで、ロービームとハイビームの切り替えを自動で行ってくれます。

ハリアーは3連LEDヘッドランプで車両状態の変化に応じて照射軸を自動制御するオートレベリング機能もついているので、夜でも常に最適な視界を確保でき安全運転することができます。

 

標識読み取りディスプレイ(ロードサインアシスト)

標識読み取りディスプレイ

見落としがちな道路標識を前方カメラが検知して車両のディスプレイ内に表示する機能です。

  • 最高速度
  • はみ出し通行禁止
  • 車両進入禁止
  • 一時停止

見落とすと交通違反になってしまう標識を検知でき、ドライバーの安全運転と事故予防につながります。

自動運転技術は付くのか

次期ハリアーで最も注目されている点は自動運転技術の採用ですが、トヨタは自動運転について慎重な姿勢を見せており、既にレクサスのフラッグシップセダン・レクサスLSでは世界初の自動操舵回避支援や後方歩行者対応の自動ブレーキ、自動車線変更支援などが付いて自動運転レベル2になるのですが自動運転技術とは発表していません。

あくまでもトヨタは運転支援技術として公表しており、自動運転については確固たる技術を確立してから大々的に発表するようです。

このことからヴハリアーでも自動運転技術が装備!とは宣伝はしないものの、次期モデルではレクサスLSや日産・セレナと同様にレベル2の自動運転技術は付くものと予想されます。

自動運転レベル

出典:国土交通省・http://www.mlit.go.jp/common/001219253.pdf

 

価格は約300万円

現行ハリアーで最も安いグレード「エレガンス」の価格は2,949,480円、上級グレードのプレミアムは3,249,720円、最上級グレードのプログレスは3,780,000円です。

次期モデルではベースグレードでも300万円を超えるのはほぼ確実と言えるでしょう。

ベースグレードでもオプションパーツや諸経費を含めると少なくとも支払総額は350万円は掛かり、実際に購入を考えている場合400万円は用意をしておきたいところです。

ハリアー購入に必要な年収や支払プランについては別記事にまとめたので合わせてチェックしてみてください。

新型ハリアー購入と年収

新型ハリアーを購入するのに必要な年収について徹底解説!

2018年6月22日

 

発売時期は2020年~2023年

先ほども紹介しましたが2代目ハリアーは2003年2月に発売され2006年1月にビッグマイナーチェンジを行ってから、2013年11月に3代目にフルモデルチェンジするまでの7年間大きな動きはありませんでした。

現行の3代目ハリアーは2017年6月にビッグマイナーチェンジを行ったため、フルモデルチェンジは早くても2020年で現実的には2023年あたりになりそうです。

 

まとめ

4代目ハリアーで注目される変更点をまとめました。

  • エンジンはダイナミックフォースエンジンを採用
  • デザインはレクサスと差別化を図るため3代目からキープコンセプト
  • トランスミッションは8速ATを採用か
  • プラットフォームはTNGAになり軽量化、高剛性化、生産コストの低下を図る
  • 自動運転技術はレベル2相当か

ハリアーのフルモデルチェンジ内容については同じトヨタのC-HR、そしてレクサスのUX、RX、NXなどと差別化も必要なため、これら車種の動向についてもチェックするとよいでしょう。

また人気車種のハリアーを安く買う方法について別記事にまとめたので購入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

ハリアーを安く買う方法⇒トヨタディーラーで新車を値引きする7つのコツ解説!

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