新型セレナe-POWER!ハイブリッドの燃費、価格、発売日の最新まとめ

新型セレナ
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日産の人気ミニバン車種のC27型・5代目セレナに最新ハイブリッドシステムを搭載したe-POWER(イーパワー)がラインナップに追加されます。

高速、バイパス道路など条件付きで半自動運転ができるプロパイロットで注目を集めたセレナですが、唯一とも言える欠点が燃費性能でした。

今回、e-POWERが追加されることにより燃費はかなり向上することが望めます。

その他にも最新技術やカスタマイズモデルの追加がある新型セレナのe-POWERについて最新情報をまとめです!

※発売日はまだ決まっていません。

2月28日(水)の10:00に特設サイトがオープンするので、このときに正式な発売日が分かります。

2018年3月1日に発売開始されました。

発売後の情報については別記事にまとめてあるので、こちらをご覧下さい。

セレナ e-POWERの燃費や値引き情報

セレナe-powerのオーテック

新型セレナe-POWER!燃費、おすすめグレード、価格と値引き情報も!

2018年3月2日

5代目セレナのハイブリッド「e-POWER」発売は2018年の春

エクステリア

セレナe-POWERのエクステリアデザインは2017年の東京モーターショーで既に公開されています。

パッと見て違うのはフロントグリルにエコ、e-POWERをイメージした鮮やかなブルーが入っていること。

新型セレナ

前方ドアの下部にはe-POWERエンブレムを配置。

ホイールは空力抵抗を考慮されたオリジナルデザイン。

新型セレナe-Power

テールランプも通常のグレードとは違う専用LEDが使われています。

セレナの斜め後ろ

サイドウインカーはドアミラーとの一体型。

日産お馴染みのVモーショングリルに青の差し色が綺麗。

フォグランプも装備。

新型セレナのハイブリッド

リアのトランクゲート左側にはハイウェイスターエンブレム、そして右側にはe-POWERエンブレム

セレナのリアビュー

画像出典:https://www.carlist.my

オーテックモデル

日産の子会社であるオーテック(AUTECH)は既にセレナ e-POWERをカスタムしています。

既に日産のカスタムブランドとしてはニスモ(NISMO)がありますが、この2つは同時に展開されオーテックはスポーティーながらも実用性やプレミアム性も備えます。

本格的なスポーツ路線であるニスモとの差別化を図っていくようです。

発売と同時になるかは不明ですが、いずれオーテックモデルが登場するのは間違いありません。

セレナオーテックの一部装備

  • カラードドアミラー
  • ピラーガーニッシュ
  • テールフィニッシャー
  • 専用マフラー
  • 17インチ専用アルミホイール

ニスモ

ニスモからe-POWERは公開されていませんが、こちらもラインナップには追加されるでしょう。

GT-R、セレナ、リーフ、フェアレディZジューク、 そしてノートe-POWERのニスモモデルが並んだ動画。

エアロパーツは純正扱いとなるオーテック、ニスモから付けるのがオススメですが、発売直後にラインナップされているかは微妙なところ。

流れるウインカー

日産では流れるウインカーことシーケンシャルターンランプは純正オプションでも採用されていません。

人気の装備ですが付けたい方は社外品を取り付けましょう。

こちらはドアミラーのランプが流れる珍しいタイプ。

インテリア

e-POWERのインテリアについては詳細が明らかになっていません。

基本的なデザインが大きく変わることはありませんが、日産エコメーター、エコドライブインジケーター、エコドライブレポートなど燃費、電気モーターに関する情報系が細かくアップデートされます。

新型セレナのインテリア セレナのブラウン

e-POWERシリーズ、第1弾のノートのインテリア。

特徴的なのはやはりメーター。

ノートepower

エンジンスペック

エンジンはノートeパワーと同じ直列3気筒1.2LのHR12DE型。

4気筒よりも部品を少なくできコストパフォーマンスの向上、気筒数の減少により静粛性も高くなります。

パワーが不足しますが電気モーターにより補います。

  • エンジン:直列3気筒DOHC+モーター
  • 総排気量:1198cc
  • 自動車税:34,500円
  • 最高出力:79ps(58kW)/5400rpm
  • 最大トルク:10.5kg・m(103N・m)/3600~5200rpm

電気モーターの出力

ボディサイズ、車両重量、空力抵抗を考えるとノートと同じエンジンでは走行性能で不安を感じますが、セレナに積まれるモーターはノートの70kWよりも大きくて100kWとなります。

最高出力は136psなのでパワー不足、加速力に不満を感じることはないでしょう。

以下はノートe-powerのモータースペック。

  • 定格出力:95ps(70kW)
  • 最高出力 :109ps(80kW)/3008-10000rpm
  • 最大トルク:25.9kg・m(254N・m)/0-3008rpm

電池の種類は小型で高性能なリチウムイオンのみで、プリウスのようにニッケル水素電池は使われません。

新型アウディa6

参考までに同程度の定格出力で100%電気自動車のスペックは以下の通り。

Q6 e-tron

  • 航続距離:500km以上
  • バッテリー容量:95kWh
  • 最高出力:450ps
  • 最大トルク:800nm
  • 0-100km/h:4.6秒

I-PACE

  • 航続距離:500km以上
  • バッテリー容量:90kWh
  • 最高出力:400ps
  • 最大トルク:700nm
  • 0-100km/h:4秒

テスラ モデルX(P100D)

  • 航続距離:542km
  • バッテリー容量:100kWh
  • 最高出力:611ps
  • 最大トルク:967nm
  • 0-100km/h:3.1秒

モーターの出力はガソリンエンジンと同等か上回ることに成功しており、エンジンと大容量モーターにより十分な出力を持つセレナは日本の公道を走るなら十分なスペック。

テスラモデルx

燃費は30km/l越えか

e-POWERになることで最も変わるのは燃費!

現行のC27型セレナは最も燃費が良いXグレードでJC08モード・17.2km/lというカタログ燃費。

ライバル車種であるノア、ヴォクシー、エスクァイアのハイブリッドは23.8km/l。

ステップワゴンスパーダは25.0km/l。

そして1周りボディサイズが大きいヴェルファイア、アルファードでもハイブリッドだと燃費は19.4km/l。

燃費の良い車

燃費性能だけを見るとライバルに負けているセレナですから、e-POWERの投入は必然。

予想燃費ですが同じくe-POWERのノートSでは37.2km/lを達成。

単純にノートSとセレナのXグレードを比較して、車両重量から概算してみると約27km/l!

その他、違いとしてCd値はノートより悪くなりますが、バッテリー容量自体はセレナが100kWでノートの70kWを上回ります。

プラス、マイナスの要素がありますが現実的にはやはり27km/l前後と予想されますね。

ノートSの概要

  • 全長×車幅×車高:4100×1695×1520mm
  • ホイールベース:2600mm
  • Cd値(空気抵抗係数):0.29
  • 車両重量:1170kg

セレナXの概要

  • 全長×車幅×車高:4690×1695×1865mm
  • ホイールベース:2860mm
  • Cd値(空気抵抗係数):不明(0.31~0.33程)
  • 車両重量:1650kg
wltcモード

燃費はWLTCモードへ!試験方法やJC08との違いをまとめ!

2017年4月9日

燃費表記は2018年10月からはJC08モードに代わりWLTCモードに表記変更がされます。

ホンダやマツダは既にWLTC表記を開始していますが日産はまだ発表している車種はありません。

より実燃費に近いと言われるWLTCでの発表にも期待が集まります。

参考までにライバル車種となるステップワゴンスパーダ(ハイブリッド)の燃費は以下の通り。

  • JC08モード:25.0km/l
  • WLTCモード:20.0km/l
  • 市街地モード:18.8km/l
  • 郊外モード:21.7km/l
  • 高速道路モード:19.5km/l

e-POWERの特徴

ここでe-POWERとハイブリッドの違いについて解説します。

基礎的なこととしてe-POWERはエンジンの力で発電した力を100%モーター経由でタイヤに伝えることで走行します。

今までのハイブリッドはエンジン+モーターでタイヤに伝えており、この動力伝達経路が最も大きな違い。

e-powerの仕組み

エンジンとタイヤが直接繋がっていないのでエネルギー損失が無くモーターパワーのみで最も効率良く車を走行させることができます。

トランスミッションも無いのでトルクコンバーター式ATでも日産のエクストロニックCVTでもありません!

また駆動方式は図を見ても解るようにFFになり4WDではありません。

ノートeパワーでも4WDの設定が無いことから発売時点ではFFのみとなります。

日産のcvt

ただエンジン回転数と速度が比例しないので信号中などで止まっているのに、バッテリーを充電させるためにエンジン回転数が上がったりと慣れないと違和感を覚えることがあります。

ノートユーザーからの声をフィードバックしてバージョンアップを重ねているようなので、セレナ市販化の際には改善されていることを期待しましょう。

寒冷地仕様もあり

e-POWERセレナの寒冷地仕様は以下の4つの装備が付きます。

  1. ヒーター付ドアミラー
  2. PTC素子ヒーター
  3. リヤヒーターダクト
  4. 高濃度不凍液

プラグインハイブリッドでは無い

リーフの充電ポート

e-POWERのことを日産のプラグインハイブリッドと思っている人もいるようですが、これは間違いです。

100%EVのリーフや輸入車で多いプラグインハイブリッドのように充電ポートは無いので、バッテリーを充電させてモーターの力のみで走行させることはできません。

走行中に一時的にであれば可能ですが、ガソリンが0の状態だと発進はできないことに注意!

ガソリンを使わず電気だけ使って近い距離のお買い物や送り迎えに使おうと思っても無理です。

充電はエンジンから

では、どうやってバッテリーを充電させるかというとエンジンの力のみです。

エンジンを積んだ電気自動車のことをエクステンダーEVと言いますが、基本的には充電ポートが備わっています。

e-POWERもエクステンダーEVの1つではありますが、充電ポートが無いため異質の存在で日産独自の技術として有名になりました。

充電中のbmw i3

BMW i3はフルEV仕様と直列2気筒647ccエンジンを積んだエクステンダー仕様の2種類があります。

自動運転のプロパイロット

既にセレナでは追従式クルーズコントロール、条件付自動運転、「プロパイロット1.0」を採用しています。

ファミリーでの遠出や旅行など高速道路を長い時間運転するときには欲しい装備ですし、e-POWERでも人気装備になるのは間違いありません。

プロパイロット1.0では以下の検知システムを装備。

  • 12個のソナー&カメラ
  • 9個のミリ波レーダー
  • 6個のレーザースキャナ
  • 高精度マップ

主な機能や特徴

  • 高速道路など同一車線での自動走行に対応
  • 前方車両との距離を把握しての速度調整や自動ブレーキ
  • カーブでのステアリング制御
  • 車両割込みにも対応

プロパイロットの自動運転レベルは2です。

高速やバイパス道路など一定の状況下において車の縦及び横方向を自動制御に任せることができますが、ドライバーは常にハンドルを持って運転を再開できる準備をしておく必要があります。

 

ハンドルを離して良いとされるのはレベル3から!

レベル3では自動運転不可になる前にドライバーへ注意、警告を促す機能が付いていますが、プロパイロットは基本的にドライバーが運転をするのであって、完全な自動運転ではありませんからね。

レベル3は2018年に日本でも正規販売が開始されるアウディA8に装備されています。

「Audi AI トラフィックジャムパイロット」というシステムによりレベル3の条件を満たすことに成功しました。

アウディai

プロパイロットパーキング

プロパイロットに加え2代目新型リーフから採用された「プロパイロットパーキング」がセレナにも装備されます。

今までも自動駐車システムはありましたがプロパイロットパーキングは4つの高解像度カメラ+12のソナーにより、車両周囲の障害物状況を把握。

アクセル、ブレーキ、ステアリング操作は車任せでOK。

後向き駐車、前向き駐車、縦列駐車のいずれにも対応しており、駐車完了後は自動的にパーキングブレーキが掛かりシフトもPレンジに入ります。

ボディサイズ

ボディサイズはe-POWERになったからといって拡大することはありません。

セレナではハイウェイスター、オーテック、ニスモなどカスタムモデルで車幅が拡張(1695mm⇒1740mm)されるのでグレード次第です。

  • 全長×車幅×車高:4770×1740×1865mm
  • ホイールベース:2860mm
  • 乗車定員:7名

3列シート7人乗りで2列目のシートはキャプテンシート仕様になります。

e-POWERで8人乗りのラインナップはありません。

新型セレナのe-powerのインテリア

Cプラットフォーム

プラットフォームはルノー、日産のCセグメント車種で共有されるCプラットフォーム。

FF及び4WDに対応していますが、e-POWERでは4WDのラインナップは今のところありません。

安全装備

日産はプロパイロットの他にも様々な最新技術・安全装備が搭載されています。

インテリジェントアラウンドビューモニター

CMなどでもお馴染みの上空から見ているような360°映像を映し出せるアラウンドビューモニターは駐車時に大活躍する技術。

画面表示だけではなく検知システムにより障害物などが近いときにはブザー警告でお知らせしてくれます。

車体についている4つの高解像度カメラがドライバーをアシスト。

アラウンドビューモニター

インテリジェントルームミラー

後部座席に人や荷物を載せているとルームミラーでは後方確認が難しい状況がありますね。

そこで開発されたのがインテリジェントルームミラーで車体後方に搭載されたカメラ映像をルームミラーに移すことで、車内の余計な情報を排除することに成功。

スイッチのON・OFFでミラー映像・カメラ映像を簡単に切り替えることもできます。

ファミリー向けのセレナでは特にありがたい装備。

エマージェンシーブレーキ

最近の車では当たり前となった自動ブレーキ。

フロントカメラ前方車両を検知して衝突の危険を感知するとメーター内ディスプレイ表示とブザー音で警告!

ドライバーに回避行動を促します。

それでも回避行動が見られない場合には緊急自動ブレーキが作動して事故や衝突を防ぎます。

セレナの自動ブレーキ

セーフティパックB

セレナの安全装備は以下の通り。

フルパッケージのセーフティパックBはプロパイロットも含めてすべてが付きます。

  • SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステム〈前席〉
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • インテリジェントパーキングアシスト
  • 進入禁止標識検知
  • インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
  • インテリジェントDA(ふらつき警報)
  • フロント&バックソナー
  • インテリジェント ルームミラー
  • 電動パーキングブレーキ
  • オートブレーキホールド
  • インテリジェント LI (車線逸脱防止支援システム)
  • ヒーター付ドアミラー
  • ステアリングスイッチ(アドバンスドドライブアシストディスプレイ設定、プロパイロット、オーディオ)

ライバル車種

ライバル車種は以下の通り。

トヨタのシエンタは2018年の春~夏にマイナーチェンジを予定していますが、ボディサイズが同等のその他ミニバン車種に大きな動きは無いようです。

  • トヨタ:シエンタ、ヴォクシー、ノア
  • ホンダ:フリード、ステップワゴン

セレナe-POWERは満を持して投入されることになります。

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試乗のポイント

トランスミッションが無かったり、エンジンが直接タイヤにはエネルギーを伝えないなど今までの車とは違うe-POWERは、購入前に試乗することをおすすめします。

セレナの試乗車じゃなくてもパワートレインや挙動が似ているノートでフィーリングを確かめておくと良いでしょう。

セレナ発売後はディーラーへの来客が増えて試乗ができないといった事態にもなりかねませんからね。

  • エンジン回転数と速度の関係
  • モーター駆動車特有のブレーキフィーリング
  • トランスミッション無しのドライブフィーリング
  • 走行音や静粛性のチェック

価格と値引き

従来型のハイブリッドとe-POWERの価格差はノートを参考にすると約20万円です。

セレナではバッテリー容量が大型化することから約30万円程、高くなることが予想されます。

現行C27セレナ(8人乗り)の価格帯

  • S:2,435,400円
  • X:2,489,400円
  • ハイウェイスター:2,678,400円
  • ハイウェイスター、プロパイロットエディション:2,916,000円
  • ライダー:2,949,480円
  • ライダー、プロパイロットエディション:3,095,280円

プロパイロットを付けると300万円以上の車両価格になるのは間違いありません。

値引きに関してですが発売直後は5万程度が精一杯かもしれません。

直接的な車両価格の値引きは難しいので各店舗ごとにオプションキャンペーンや低金利ローンなどを使って、実質的な値引きで考えるのが効果的です。

日産車の値引き

オススメ⇒日産車の値引き交渉術はココから

発売は2018年の春

記事の最初にも書いた通り発売日はまだ未定で2018年の春ということしか分かりません。

ただ2月28日(水)に特設サイトがオープンするので、このサイト上で正式な発表があることを期待しましょう。

生産は日産自動車九州の工場(福岡県京都郡苅田町新浜町1-3)で開始されます。

特設サイトオープンまで新情報は無さそうですが、その他確定情報があり次第、当記事も更新をしていきます!

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