トヨタの人気コンパクトSUV「C-HR」は4代目プリウスと同じプラットフォーム、ハイブリッドシステムを採用しています。
JC08モードのカタログ燃費はハイブリッドだと30.2km/lとSUVとしては驚異的な数値。
ただ心配なのがハイブリッド用のバッテリーに関する寿命や交換についてですね。
そこで当記事ではC-HRハイブリッドの購入を考えている、もしくは既にお乗りになられている方へ向けてバッテリーについてをまとめです!
※当記事は駆動用のハイブリッドバッテリーについての記事で、電装用のエンジンルーム内のバッテリーについてではありません。
目次
バッテリーの保証期間
ハイブリッドバッテリーの保証期間ですがエンジン、動力伝達機構、ステアリング機構、電子制御機構など他のパーツと同じく新車登録時から5年、もしくは走行距離10万km以内までです。
もし運悪く、ハイブリッドシステムのモーターやバッテリーに異常が見られたとしても、保証期間内であれば無償で修理もしくは交換を行ってくれます。
C-HRを購入してから2回目の車検を通さない、5年以内に乗り換えるつもりの方なら全く気にすることはありません。
耐用年数
バッテリーの寿命については使用状況に大きく左右されるので一概には言えませんが、走行距離20万kmまではほぼ劣化することなく性能を維持することができるようです。
実際にトヨタではプリウスを始めとしてアクア、ヴォクシー、ヴェルファイア、クラウン、そしてプレミアムブランドのレクサスなどなど様々なタイプの車種でハイブリッド車をラインナップしていますが、バッテリー交換を行った人はほとんどいません。
インターネット上で調べると多くの事例が出てきますが、全国の情報なわけですから事例があるのは当然のこと。
ただあなたの身の回りを考えてみるとどうでしょうか?
わざわざハイブリッドのバッテリーを変えた人はほとんどいないはずです。
これはトヨタに限らず日産やホンダなど他メーカーでも同じと言えます。
世界初のハイブリッド量産車である初代プリウスが1997年に発売開始されてから、約20年もハイブリッドカーは大きな問題なく販売されていますし、その間の技術進歩もありますから耐用年数についても特に気にすることはないでしょう。
メンテナンス
ハイブリッド車だからといって運転手、オーナー自身が特別なメンテナンスを行う必要はありません。
ただ1ヶ月以上も運転しないでおくと放電が進みバッテリーに良くありませんので、できれば1ヶ月に1回は30分以上の走行をして充電してあげましょう。
これはC-HRハイブリッドに限らず一般的なガソリンエンジン車にも言えることですけどね。
また暖機運転(アイドリング)ですがエンジンが冷えているときはガソリンエンジンの始動/停止を自動的に行ってくれるので無駄な暖機は必要ありません。
ただ寒いときに単距離走行を繰り返すとガソリンエンジン始動が多くなり燃費が悪化することを知っておいてください。
交換費用は約20万円
愛着が沸いて20万km以上、または10年以上乗り続ける場合にはバッテリー交換が必要になるかもしれませんね。
また滅多にあることではありませんが保証期間が終わって、すぐにバッテリートラブルが発生してしまうと実費での交換となります。
この際に掛かる費用としては工賃を含めて約15万~30万円になります。
C-HRに積まれている大型のバッテリー交換は作業員も複数名必要ですし、高電圧回路作業になるので最新の注意を払って実施されます。
工賃だけでも数万円発生するのが相場のようです。
参考までにC-HRの各グレード(パワートレイン)の価格差は以下の通り。
Tが付くモデルはダウンサイジングターボで駆動方式は4WD。
ハイブリッドはFFしかありませんしエンジンも違うのでバッテリー価格の差がそのまま反映されるとは言えませんが、ターボ+4WDからハイブリッドになると+10万円程度高くなり、SからGの上級グレードになると+30万円程度高くなります。
- S-T:2,516,400円~
- S:2,646,000円~
- G-T:2,775,600円~
- G:2,905,200円~
C-HRはリチウムイオンではなくニッケル水素
プリウスではリチウムイオンとニッケル水素の2つをグレードによって使い分けていますが、C-HRのハイブリッドはすべてニッケル水素です。
リチウムイオン電池はエネルギー抵抗が低く重量が軽いことがメリットですが、温度変化に弱く真夏や真冬になると性能が低下します。
ニッケル水素は温度変化に強くて低温、高温のどちらになっても性能はあまり変わらないことから、雪国で需要の高い4WD仕様のプリウスE-FOURで採用。
C-HRでもリチウムイオンを採用して欲しいという声があるようですが、実際のところ体感できるほどの違いはありません。
ニッケル水素、リチウムイオンともに技術開発が進みどちらも優れた性能を誇ります。
実燃費が落ちたら劣化のサイン
ハイブリッドバッテリーは後部座席、ラゲッジスペースの下に格納されており目で見て状況を判別することはできません。
ただ燃費が以前に比べて明らかに落ちた場合は劣化もしくはトラブルのサインかもしれないので、ディーラーで1度見てもらうことをおすすめします。
C-HRの実燃費は約20km/lですが一般的な街乗りでも15km/lを下回るようであれば要チェック!
ハイブリッドシステム異常警告灯
C-HRのハイブリッドシステムに異常が見つかるとメーターディスプレイ内にハイブリッドシステム異常警告灯が点灯、また警告ブザー音も鳴ってドライバーに知らせてくれます。
バッテリー容量や駆動モーターに明らかな異常がある証拠なので、乗り続けるのは非常に危険です。
走行中であれば、すぐに路肩や近隣の駐車場にとめてディーラーに連絡をとって対処してもらいましょう。
交換はディーラーに頼もう
C-HRのハイブリッドバッテリーはオークションやネット通販を利用することで、個人でも購入することができますが状態の判別は難しいですしオススメしません。
バッテリーの交換は必ずトヨタの正規ディーラーに頼んでください。
そもそも本当に交換が必要かの判断は素人ではできませんし、中途半端に作業をしてしまうと他の部分にまで悪影響を及ぼす可能性があります。
中古を買うときはT-Valueプレミアム
C-HRは2017年のSUV部門販売台数が第1位の人気車種な分、中古車市場にも多く出回っています。
このとき安心して乗り続けたいならトヨタ認定中古車のT-valueプレミアムの証が付いたC-HRを選ぶのがベスト!
- 初年度登録から5年未満
- 走行距離5万km以内
- ロングラン2年保証
- ワンオーナーor試乗車
このような中古車の枠を超えた保証が付くのが特徴です。
中古だとバッテリーやモーターの状況が心配な方が多いと思いますが、トヨタのT-Valueブランドの内、最も手厚いのがT-Valueプレミアムを選べば新車同様に乗ることができます。
まとめ
C-HRハイブリッドを10年以上もしくは20万km以上乗り続けたい方であればバッテリー交換を行う必要があるかもしれませんが、一般的な使い方や買い替えを検討している場合はバッテリーの劣化を気にする必要はありません。
デザイン性の高いSUVでありながら30.2km/lというカタログ燃費は魅力的。
購入を検討している方は、ぜひトヨタディーラーを訪れC-HRハイブリッドの試乗から始めてみましょう!
トヨタの値引き方法については別記事にまとめたので宜しければご覧くださいm(_ _)m
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