日産自動車が発売しているトールワゴンタイプのコンパクトカー、キューブが2019年を目途にフルモデルチェンジを行います。
現行の3代目(Z12型)モデルは2008年発売で10年以上発売が続けられている人気車種ですが、最新車種と比較すると安全装備や燃費など見劣りする点も増えてきました。
4代目モデルでは日産が誇る新しいハイブリッド技術であるe-POWERや一部自動運転のプロパイロットなど最新技術を搭載するようです。
当記事では次期キューブについての最新スクープ情報をまとめです!
目次
日産キューブのフルモデルチェンジ情報!スライドドアやe-POWERを採用か
予想デザイン
キューブは日本語だと立方体という意味を持ちます。
その名の通りエクステリアは立方体をイメージしたデザインで四角いフォルムがキューブの伝統と言えます。
こちらは1998年に発売された初代(Z10型)モデルのデザイン。
トールワゴン車種の先駆けとも言えるのが初代キューブ。
マーチをベースにして後部座席、ラゲッジスペースの拡張のため立方体デザインを採用しました。
2代目(Z11型)は2002年と初代からわずか4年後に登場。
基本的なコンセプトは維持していますが、ヘッドランプを丸目にするなど可愛らしく進化しており女性人気が高い車になりました。
2008年に発売された3代目モデルはフロント、サイド、リア、フェンダーなど各部で丸みを付けて柔らかな印象を人に与えます。
フロントグリル、ヘッドランプのデザインは更に可愛くポップになりました。
リアのバックドアは横開きタイプでガラス面は左右非対称。
引き戸のような感覚で力を入れずに開閉できるので女性でも扱いやすい車です。
そして4代目の予想デザインですが日産が2015年に発表したTEATRO for DAYZ(テアトロフォーデイズ)が参考になると言われてます。
三菱と共同開発された軽自動車「デイズ」のコンセプトモデルですが、デザインはキューブと似ていますからテアトロフォーデイズに近い形での市販化も十分に考えられます。
後部座席のアウタードアハンドルは埋め込み型で、ガラス面はフロント・サイド・リアに掛けて繋がったおしゃれなデザイン。
ドア下部に付いているのはLEDディスプレイで車両情報やボディーカラーに合わせたグラフィックを表示可能。
フロントグリルにもボディサイドと同様にディスプレイを配置。
鮮やかなレインボーのコンピュータグラフィックを表示させたでテアトロフォーデイズ。
TEATRO for DAYZのTEATEOとはイタリア語でシアターという意味です。
シアターと名付けられた理由は車の様々な場所に配置されたLEDディスプレイに好きな映像を映し出し、自分だけの劇場を作り出せるからです。
この画像で見ると真っ白なインテリアですがダッシュボード、シートにはディスプレイが配置されています。
ナチュラルウッド、木目調のグラフィックを表示させたインテリア。
ポップで明るいデザイナーズデザイン。
自分の好きな写真も表示させることができます。
現実的なインテリアデザインとしては現行モデルをベースにして、実用性向上とキューブならではの遊び心を追加してくると予想されます。
Vモーショングリル
アウディのシングルフレームグリル、レクサスのスピンドルグリル、BMWのキドニーグリルなど各メーカーはブランド力向上のためフロントマスクのデザインに統一感を持たせていますが、日産ではVモーショングリルとなります。
キューブのような可愛らしい車種には合わないグリルだと思いますが、テアトロフォーデイズでも控えめながら採用していることから、新型キューブにも使われる可能性は高いでしょう。
スライドドアでミニバン化
ファミリーカーとしても人気が高いキューブですが、欠点としてはスライドドアじゃないことです。
近年はシエンタやフリードといったコンパクトミニバン、そして更に小さいサイズでスライドドアを採用したタンク、ルーミー、ジャスティスなどが人気を得ています。
これらライバル車種に立ち向かうためにキューブもスライドドア化されるという情報があります。
日産の車種ラインナップは高級ミニバンのエルグランド、e-POWERや自動運転プロパイロットを搭載したセレナがありますが、シエンタやフリードの対抗車種は現在ラインナップされていないことから、キューブがこの役割を担うことになりそうです。
2003年から2008年に掛けては3列シートで7人乗りのキューブキュービックという車種が発売されてましたが、スライドアではありませんでした。
e-POWERで燃費向上
新型キューブのパワートレインはノート、セレナで採用されているレンジエクステンダーEVのe-POWERが採用されるでしょう。
レンジエクステンダーEVはエンジンを搭載しているので100%電気自動車ではありません!
エンジンはモーター駆動用のバッテリー充電のために使用されます。
e-POWERではモーターのエネルギーを直接タイヤに伝えることでエネルギー損失が無くなり、効率よく車を走らせることができ低燃費に繋がります。
今まではエンジンの力をタイヤに伝えるためトランスミッションなど様々な部品を介していたためエネルギー効率が悪かったのです。
なのでe-POWERではトランスミッションは装備されておらずトルクコンバーター式ATでもエクストロニックCVTでもマニュアルトランスミッションでもなく、タイヤへのエネルギー伝達方法だけ見ると100%電気自動車と言えます。
駆動方式としては前輪のみにモーター出力が加わるためFF(前輪駆動)です。
現在はノート、セレナともに4WDの設定は無くFFのみですが、将来的にはe-POWERでも四輪駆動が発売されるでしょう。
走行性能
既に発売されているセレナe-POWERのエンジン、モータースペックです。
エンジン
- エンジン:直列3気筒・HR12DE
- 総排気量:1198cc
- 最高出力:62kW(84PS)/6,000rpm
- 最大トルク:103Nm(10.5kgm)/3,200-5,200rpm
モーター
- モーター:EM57
- 最高出力:100kW(136PS)
- 最大トルク:320Nm(32.6kgm)
エンジンは1.2Lですが実際に車を走行させるのはモーターの力となります。
最大トルク320Nmというのはガソリンエンジンに換算するとNAの3000ccに匹敵するパワーを持つので、日本の公道を走行する分にはパワー不足を感じることはありません。
ガソリンエンジン
日産ではe-POWERが注目されていますがガソリンエンジンも引き続きラインナップされるでしょう。
現行キューブのエンジンは1.5L直列4気筒のHR15DE型ですが、フルモデルチェンジ後はノートで使われている1.2L直列3気筒のHR12DE型となりそうです。
ただノートよりもボディサイズが大きく車両重量も重くなりパワー不足になることが考えられることから、DIG-SやNISMOのスーパーチャージャー付きエンジンの搭載が期待されます。
現行型のエンジンスペック
- エンジン:直列4気筒
- 総排気量:1496cc
- 最高出力:111ps(82kW)/6000rpm
- 最大トルク:15.1kg・m(148N・m)/4000rpm
ノートのエンジンスペック(スーパーチャージャー無し)
- エンジン:直列3気筒
- 総排気量:1198cc
- 最高出力:79ps(58kW)/6000rpm
- 最大トルク:10.8kg・m(106N・m)/4400rpm
ノートのエンジンスペック(スーパーチャージャー有り)
- エンジン:直列3気筒+スーパーチャージャー
- 総排気量:1198cc
- 最高出力:98ps(72kW)/5600rpm
- 最大トルク:14.5kg・m(142N・m)/4400rpm
燃費は30km/l
ノートのセレナの中間に位置する新型キューブにe-POWERが採用されたときの予想燃費ですが30km/lを超えるのは確実です。
- ノート e-パワーS:37.2km/l
- ノート e-パワーX:34.0km/l
- セレナ e-パワー:26.2km/l
ガソリンエンジンモデルでも現行の19.0km/lから20.0km/l越え、4WDでは15.6km/lから18.0km/lにはなるでしょう。
ボディサイズとプラットフォーム
次期キューブはボディサイズの拡大が予想されています。
現行の3代目キューブの大きさは以下の通り
- 全長×車幅×車高:3890×1695×1650mm
- ホイールベース:2530mm
3列シートで7人乗りのキューブキュービック
- 全長×車幅×車高:3900×1670×1645mm
- ホイールベース:2600mm
次期キューブが予想通りボディサイズの拡大、3列シート、スライドドアを採用した場合はトヨタのシエンタに近いサイズになります。
トヨタ・シエンタ
- 全長×全幅×全高:4235×1695×1695mm
- ホイールベース:2750mm
プラットフォームは現在のBプラットフォームからルノーと共同開発された新しいCMF(コモン・モジュール・ファミリー)となります。
ルノーではCMFの採用が進んでいますが日産ではエクストレイルのみです。
ただ今後は日産でも新型車種もしくはフルモデルチェンジした際に移行していくことが発表されており、キューブも新型プラットフォームとなるでしょう。
安全装備
3代目キューブは2008年発売で10年以上も発売されているロングセラーモデルで、可愛らしいデザインは今なお評価されていますが、最新車種と比較したときに物足りないのが安全装備です。
ここ数年で車の安全、事故に関する技術は飛躍的に進化してますからね。
4代目キューブでは安全装備の充実も期待されます。
アラウンドビューモニター
アラウンドビューモニターは既にキューブでも採用されている日産を代表する装備の1つですね。
駐車が苦手な人でも上空から見た自車の周囲360度を確認できる映像を確認することで楽に駐車が可能になります。
また日産ではアラウンドビューモニターを更に進化させたプロパイロットパーキングも市販車に搭載しています。
プロパイロットパーキング
プロパイロットパーキングは自動で並列駐車、縦列駐車を行ってくれる自動運転技術の1つです。
2代目新型リーフのみで採用されている新技術で、従来の自動駐車よりも優れた性能を持ちます。
自動駐車を始めるまでの位置決めにアラウンドビューモニターを活用することで、さらに使いやすい技術となりました。
エマージェンシーブレーキ
現在、発売されている車では当たり前となった装備がエマージェンシーブレーキは各メーカーで性能が異なります。
日産のエマージェンシーブレーキは以下の通りです。
- 動作範囲:車速10km/h~80km/h
- 60km/h以上では歩行者もしくは停止車両に対しては作動無し
- センサーはフロントに備えられたマルチセンシングカメラ1台
まだ全車速対応になっていないなど進化の余地があるため、新型キューブ発売のころには更なるレベルアップを期待しましょう!
自動運転プロパイロット
出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/safe.html
国内メーカーとしてはいち早く自動運転技術を市販化した日産では、今後の最新車種でプロパイロットを続々と搭載していきます。
プロパイロットは20を超える検知システムにより高速道路やバイパス道路など限られた条件ではありますが自動運転を実現しました。
- 12個のソナー&カメラ
- 9個のミリ波レーダー
- 6個のレーザースキャナ
- 高精度マップ
主な機能は以下の通り。
- 高速道路など同一車線での自動走行に対応
- 前方車両との距離を把握しての速度調整や自動ブレーキ
- カーブでのステアリング制御
- 車両割込みにも対応
価格は150万~250万
新型キューブの価格帯は現行と同じく150万円~200万円程度になりそうです。
またe-POWERになると+30万程度高くなるので上級グレードのe-POWERだと200万円越え、カスタムされたライダーになると250万円当たりの見込みです。
発売日は2019年か
キューブのフルモデルチェンジは3代目となって丁度10年目の2018年と言われていましたが、今のところ日産から公式な発表はありません。
e-POWERなど新しいパワートレインもラインナップに増えるでしょうから、2018年内の発売は難しいと予想されます。
このことから2018年の中旬から下旬に掛けてのモーターショーでまずはフルモデルチェンジの正式発表を行い、2019年から販売開始になりそうです。
スライドドア化や7人乗りモデルの追加、そしてe-POWERなど大きく生まれ変わりそうなキューブ。
最新情報が分かり次第、更新していきます!
日産の値引き方法については別記事にまとめたので宜しければご覧くださいm(_ _)m
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