メルセデスベンツというと日本では高級車の象徴ですが、ここ数年は販売台数を伸ばしており2016年度は6万7495台で外車メーカーとしてはナンバー1!
AクラスやBクラスなら300万円台から手が届きますし、Cクラス、Eクラスは国産の高級セダンからの乗り換え需要が高いですし、Sクラスはなんといっても法人名義契約で大人気の車種。
SUVを見てもGクラスのような本格的なタイプからGLCクーペなど都会が似合うタイプまで勢揃い。
SLC、AMG-GTなどスポーツカーもあり豊富なラインナップがあることからベンツの購入を考える人が増えていますが、気になるのがディーラーでの値引きですね。
そこで当記事ではメルセデスベンツを安く買う値引き方法について紹介をしていきます!
目次
複数の販売店から見積もりを取る
国産でも外車でも新車を安く買う時の定番として複数のディーラーに見積もりを依頼する方法がありますね。
昔から多くの人がやっていることですが、各メーカーごとに正しい方法を知らないと無駄になることがあります。
既にご存知の方が多いかもしれませんが、メルセデスベンツだとディーラーの形態は大きく2つに分けられます。
ヤナセとシュテルン
ベンツのディーラーを運営している会社は大きく2つでヤナセとシュテルンです。
この2つの違いですがヤナセは大手総合商社の伊藤忠商事傘下の会社で、昭和の中期からベンツを販売している歴史があり販売店ながらヤナセというブランド価値を持っています。
ベンツを買うならヤナセというイメージが強い人も多くいます。

次にシュテルンですがドイツに本社を置くダイムラーという自動車製造会社(ベンツはダイムラーの1つのブランド)と、正規販売代理店契約を直接結んでいるディーラーです。
ダイムラーが直接、日本のマーケットにディーラーを作って販売するために作られたのがシュテルン。
ヤナセは自分たちが扱っているベンツ、BMW、キャデラック、シボレーなどのブランド価値を高めるために薄利多売ではなく少数販売の経営方針を貫いてきましたが、販売台数を伸ばしたいダイムラーとしてはヤナセのやり方が気に入らずシュテルンという直系会社を作ったわけです。
1988年に東京都中央区に誕生した「メルセデス・ベンツ中央ショールーム」がシュテルン初の店舗で、これ以降は全国にシュテルン系列のディーラーが増えています。
ただシュテルンはフランチャイズ形式を採用しており各地域の自動車販売会社が、メルセデスベンツの正規ディーラー権を獲得して株式会社シュテルン〇〇として経営してます。
どちらが良いのか
ヤナセとシュテルン、どっちのディーラーで買うのが良いのでしょうか?

ヤナセはアフターサービス
ヤナセは歴史ある高級輸入車販売店であることからセールスマン、受付、技術スタッフまで社員教育が充実しています。
昭和の時代は客を見て態度を変えることもあった!?そうですが、現在はヤナセブランドを維持しつつも誰でも気軽に入れるディーラーになっているので気負わずに訪ねてみましょう。
具体的なヤナセの強みですがアフターサービスにあります。
ヤナセが経営するベンツのディーラーは全国に154店舗あるため引っ越した時や遠方でのトラブルのときでも、顧客情報の共有ができるため安心してサービスを受けられます。
また定期点検や車検のときには家まで車を取りに来てくれたり、代車が必要な際には”同等のクラス以上の良い代車、欲しくなる代車”を貸してくれることが多いです。
シュテルンは値引き
シュテルンはダイムラー直系といってもフランチャイズなのでサービス内容や接客についてはディーラーごとに特徴があります。
一概にシュテルンだから〇〇とは言えませんが、ヤナセと比較したときに最も違うのは購入時における値引き額です。
前述したようにヤナセは値引きによる薄利多売ではなく顧客をガッチリと掴む営業スタイルですが、シュテルンは各店舗ごとに値引きが委ねられているので安く買いたいならおすすめです。
ただ点検のときには自分で持っていく必要があったり、代車がベンツじゃなくて国産車だったりする販売店もあります。
アフターサービスについては店舗によって大きく違うので商談のときに質問しておくと良いでしょう。
代車もベンツに乗りたい!と考えている場合、必ず聞いておきましょう。
後で国産車と分かったときには落ち込みますからね。。。
見積もりは両方からとる
ベンツの見積もりを依頼するときにはヤナセとシュテルンで分けて取るようにしましょう。
ヤナセ系列のディーラー2つから取っても、どっちもヤナセなので値引き額は同じになる確率が高いですし、情報が共有化されるため相見積もりを取ったことが営業マンに分かってしまうこともあります。
シュテルンの場合は経営会社が違うなら同じシュテルン系列2つから取っても問題はありません。
例として東京都の場合はシュテルンだけでも数多くありますからね。
- 株式会社シュテルン中央:中央、豊洲ショールームを経営
- 株式会社シュテルン葛飾:葛飾ショールームを経営
- 株式会社シュテルン世田谷:世田谷南、多摩など8店舗を経営
- 株式会社シュテルン墨田:墨田、西池袋、川口を経営
調べ方
次にヤナセなのかシュテルンなのか、シュテルンなら経営会社は何処なのかの調べ方を紹介していきます。
まずベンツの公式ホームページからディーラー検索ページを開きます。
郵便番号から探すのがおすすめです!例として品川区荏原として「142-0063」と入力して検索!

- 東京芝浦
- 品川
郵便番号近くの2つの店舗が見つかったので、まずは東京芝浦を調べるために店舗名をクリックして店舗のホームページに行きます。
次に下へとスクロールして右下の店舗情報カテゴリーの中にある企業情報をクリック!
※スマホの場合はトップページ右上のハンバーガーメニュー(三)から店舗情報→企業情報でOK

ここからディーラーを経営している親会社の情報がわかります。

東京芝浦はヤナセでした。
次に品川を同じように調べてみると、株式会社シュテルン品川が経営していることが分かりました。

東京芝浦(ヤナセ)と品川(シュテルン品川)なら親会社が違うので2つから見積もりを取ってもOKというのが分かりましたね。
東京や大阪、名古屋などディーラーが多いとヤナセ1つ+シュテルンを2~3つ回って見積もりを取ることができます。
相見積もりを考えていない場合でも購入を考えているディーラーぐらいは調べておくと良いでしょう。
キャンペーン情報をチェック
ディーラーでは集客のために独自のキャンペーンを行っていることがあります。
- オプション10万円分プレゼント
- 成約でドライブレコーダー無料
- 特別低金利キャンペーン
車両価格がそれほど変わらない場合はキャンペーンに目をつけましょう。
実質的に安く買うことができますからね。
決算時期に行く

決算時期の2~3月、8月~9月を狙うのも定番ですが営業マンも忙しく、ゆっくりとした商談ができないこともあるのがデメリット。
わざわざタイミングを合わせてまで狙う必要は無いかと思います。
参考までにヤナセの決算日は9月30日。
ライバルブランドの名前を出す
新車値引きの定番ですが他車メーカーの車種と悩んでいることを伝えることは、たとえベンツに決めていても必ずやってください。
やらないまま営業マンの言われるがままに契約すると値引きしてくれるはずの3万~10万円程度すら引いてもらえないことがあります。
あなただけが損をすることになるのでベンツであればライバルブランドであるBMW、アウディ、国産ならレクサスの名前を出しましょう。
Cクラスなら3シリーズやA4、迷っていることを伝えればOKです。

愛車の相場価格を調べておく
ネットからできる値引き法としてあなたが今、乗っている愛車の下取相場を調べておくことで10万円~60万円も新車を安く買うことができます。
車両本体の価格は下げられなくても、今乗っている車の買取額を上げることで実質的な値引きが可能となりますが、そのためには愛車の車の相場を知る必要がありますのでその方法を紹介します。
ほとんどの人が車を買い替えるときには↓のようにディーラーに査定をしてもらって引き取ってもらうと思いますが、相場を知っておくことで交渉を有利に進めることができるようになります。



ここから先は営業マンとの話し合いになりますけど、まず相場を知らないことには交渉すら行うことができませんので。。。
あなたの愛車の買取相場を知るには、ネットの無料一括査定へ依頼してみましょう。依頼後わずか1秒で相場の金額が表示されます。
ベンツ、外車にお乗りの方
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ディーラーでの下取査定額より買取専門店からの提示額のほうが高い場合には、専門店に売るのがオススメです。
営業マンは車を売るのが仕事であって車を買い取っても成績には反映されないので嫌な顔は決してしません。
ベンツディーラーから車を買う前提ですけどね(笑)
まとめ
最後に今回紹介した値引きに関することをまとめです。
- ベンツディーラーはヤナセとシュテルンが経営
- 相見積もりを取るならヤナセとシュテルンで取る
- ディーラーへ行く前に親会社を調べておく
- キャンペーンもチェックしておく
- 愛車の買い取り相場を調べておく
ベンツは値引きをしてくれないと考えている人も多いですがヤナセのみの時代から、シュテルンが参入したことで状況は大きく変わりました。
マイナーチェンジ、フルモデルチェンジ前の車種であれば30万円以上も割引してくれることも珍しくありません。
ベンツだからといって気負うことなく国産ディーラーと同じ感覚で交渉を進めれば値引きしてくれることを知っておきましょう!