ホンダの人気コンパクトSUVであるヴェゼルが2018年3月にマイナーチェンジを行うようです。
2013年から発売されているヴェゼルですが2016年にデビューしたトヨタ・C-HRなど強力なライバル車種が増えてきており、デザインや装備などの見直しを図ります。
そこで今回はヴェゼルのマイナーチェンジについての最新情報をまとめていきます!
目次
時期は2018年2月15日に決定!
2018/1/25日:追記
ヴェゼルのマイナーチェンジが2018年2月15日正式に決まりました。
全タイプにホンダの安全パッケージであるホンダセンシングが標準装備で付く他に、フロントデザイン画像も発表!
新デザイン
こちらがマイナーチェンジ後のヴェゼル!
ヘッドランプが薄目でより鋭くなりフロントマスクの表情は変わりましたね。
フォグランプ形状も変わっていますがボディサイドは変更なし。
リアのデザインは公表されていません。
出典:http://www.honda.co.jp/VEZEL/new/
以下は正式な発表前の情報となります。
ホンダ・ヴェゼルのマイナーチェンジ最新情報
エクステリア画像
マイナーチェンジ後のエクステリアデザインですが確定したものはありませんが予想デザインを紹介します。
こちらは現行のヴェゼル
こちらが予想デザインです。
フロンドグリルやヘッドランプのディテール変更が見られます。
日産ジュークやトヨタC-HRなどライバル車と比較すると比較的大人しいヴェゼルですが、予想デザインのように正統派で格好良く進化してくれると嬉しいですね。
また日本では発売されていませんが2016年から北米向けに発売されている大型SUVのCR-Vのデザインも参考になるでしょう。
マイナーチェンジでヘッドランプのデザインが変わる可能性は高いでしょう。
流れるウインカー
トヨタでも純正オプション等で採用車が増えてきた流れるウインカーですがホンダではオプションでも選ぶことができません。
C-HRが採用する中でヴェゼルにも期待が集まりますが確率的には相当低いでしょう。
インテリア
インテリアに関しても細かなディテール変更やシート素材の追加があるようです。
こちらは北米で発売されているCR-Vのインテリア。
センターコンソールの大型ディスプレイが枠内をはみ出すようなデザインが特徴的ですね。
もしかしたらヴェゼルも今のディスプレイが大型化される際にはCR-Vのようになりえるでしょう。
LEDヘッドランプ
マイナーチェンジ後はLEDプロジェクターヘッドランプが標準装備になるかもしれません。
LEDランプはコスト性にも優れますし長寿命・低電力で光量・視認性もハロゲンやHIDより高い優れもの。
ヘッドランプの見た目も格好良くなりますし人気の高い装備です。
エンジンは変わりなし
ヴェゼルではガソリンとハイブリッドと2つのモデルがありますが、パワートレインは変わらないようです。
ガソリンエンジン
- エンジン:直列4気筒
- 最高出力:131ps(96kW)/6600rpm
- 最大トルク:15.8kg・m(155N・m)/4600rpm
- 総排気量:1496cc
- 自動車税:34,500円
ハイブリッド
- エンジン:直列4気筒+モーター
- 最高出力:132ps(97kW)/6600rpm
- 最大トルク:15.9kg・m(156N・m)/4600rpm
- 総排気量:1496cc
- 自動車税:34,500円
また日本国内でも燃費性能から人気が高くなってきたディーゼルエンジンですがホンダは日本向けの車種には採用していません。
海外ではシビック向けに1.6リッターの直列4気筒+ターボのディーゼルエンジンがあります。
- エンジン:直列4気筒+ターボ(ディーゼル)
- 最高出力:120ps/4000rpm
- 最大トルク:30.6kgm/2000rpm
- 総排気量:1600cc
- 自動車税:39,500円
燃費も27.0km/lを維持か
パワートレイン、トランスミッションに変更がないことから燃費も現行モデルから大きく変わることはないでしょう。
参考までに欧州向けで採用されているディーゼルエンジンを積んだシビックの燃費はWLTPモードで27.0km/lとヴェゼルのハイブリッドと同じ数値!
RSはターボエンジンに?
2016年2月に追加されたスポーツグレードであるRSですがパワートレインは通常のグレードと同じで専用装備や足回りの変更に留まっています。
VTECターボの採用が望まれるところではありますがラインナップに追加される確率は低いでしょう。
かつてのターボエンジンは、「パワーはあるが、燃費が悪い」というのが常識でした。しかし、HondaのVTEC TURBOは、燃費の良さと走る楽しさを両立させる、新しい時代のターボエンジンです。
1.5L VTEC TURBOは、小排気量エンジンの燃費の良さはそのままに、ターボチャージャーに直噴システムと可変動弁機構を組み合わせることで、2.4Lエンジンを凌ぐ低速トルクと高回転までリニアに伸びるパワーフィールを実現。街中から高速道路、坂道にいたるまで爽快な加速が楽しめます。
そのうえ、1.5L VTEC TURBOには、レギュラーガソリンでその性能を十二分に発揮できる仕様を用意したことで、より幅広いお客さまにその魅力を提供できると考えています。
トランスミッションは6MTに期待
ヴェゼルはガソリンエンジンでは無段階変速のCVT、ハイブリッドでは国産車としては珍しいデュアルクラッチを採用しています。
そして第3のトランスミッションとしてスポーツグレードのRSに6速MTが追加される可能性もあります。
海外向けのヴェゼル(車種名はHR-V)は6速MTがラインナップされており日本へ導入されるか注目が集まっています。
2017年9月29日から日本で再発売されているシビックハッチバック・シビックタイプRでは6速MTが選べますし、ヴェゼルでも選べるようにしてくれるとありがたいですが果たして、、、
SUVでマニュアルトランスミッションというのは現行車種だとスバルのフォレスターぐらいですからね。
安全装備のホンダセンシング
ヴェゼルでは全グレードで安全装備パッケージのホンダセンシングを付けることができますが、衝突軽減ブレーキ(CMBS)と誤発進抑制機能についてはリアクティブフォースペダル採用車(ハイブリッド)のみです。
またオートハイビームについては全てのグレードで対応していません。
非対応の部分についてはマイナーチェンジ後に対応させてくることが濃厚です。
リアクティブフォースペダルとは何ですか。
アクセルを強く踏み込んだ際に、アクセルペダルに反力が発生し、ペダルをやや重くすることで踏み込みすぎを抑制する機能です。
※タイプ別設定になります。・燃費に良い運転
ドライバーが燃費の良い領域を超えてアクセルペダルを踏み込もうとした場合、ペダルを”やや重く”することで踏みすぎを抑制し、エコ運転をサポートします。・滑りやすい路面
雪上など滑りやすい路面状況において、タイヤのグリップ限界を超えてなおアクセルペダルを踏み込もうとした場合、ペダルを”やや重く”制御し、スムーズな運転を支援します。・シティブレーキアクティブシステムとの協調
低速域衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能が作動した場合、「コンコンコン」とノックするようにペダル反力を制御し、危険を体感的に知らせます。出典:http://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=62479&parent=60107
ホンダセンシングは最大9個の安全装備が付くパッケージです。
衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)
ミリ波レーダー+カメラのデュアルシステムで前方車両・対向車・歩行者を検知できます。
万が一、衝突の危険性がある場合にはメーター内ディスプレイ表示や警告音でドライバーへ注意を促します。
警告後にドライバーから回避操作が無い場合は車両が自動ブレーキをかけて事故を防ぎます。
歩行者事故低減ステアリング
時速10km/h~40km/hで走行中にレーダー+カメラのデュアル検知システムにより車線逸脱や歩道への接近を予測した際に警告音を発します。
回避行動が見られない場合は自動でステアリング制御が働き衝突を防ぎます。
アダプティブ・クルーズ・コントロール (ACC)
時速30km/h~100km/内で設定されたスピードで自動走行を行います。
またデュアル検知システムで前方走行車両との車間距離を保ちながら追従することも可能。
現行ヴェゼルでは0km/h~30km/hまでの低速走行・渋滞時はACCが動作しません。
マイナーチェンジ後では低速域にも対応するACCが採用されると思われます。
車線維持支援システム (LKAS)
車線をカメラで検知して車が中央を維持するようにステアリング制御を行います。
逸脱した時にはディスプレイ表示や振動で警告を発します。
路外逸脱抑制機能
LKASと同じくカメラで車線検知を行い逸脱量によって自動ブレーキをかけて制御します。
誤発進抑制機能
前方車両や周囲の障害物と車両が近いときに、急なアクセルの踏み込みがあった場合に踏み間違いと検知してディスプレイ表示により警告されます。
停車時から時速10km/hまでの範囲で有効な機能です。
道路標識認識
カメラで検知した道路標識の内容をディスプレイ内にも表示します。
オートハイビーム
専用カメラで前方車両や対向車を検知。
周囲の車両状況からハイビームが最適の場合は自動的にロービームからハイビームへと切り替わります。
※現在のヴェゼルは全グレードで装備されません。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちの交差点などで前方車両に発進に気が付かずに停車したままにしていると、表示と警告音でドライバーに注意を促します。
Apple Car Play
ヴェゼルでは機種にもよりますが純正カーナビゲーションを選ぶことでApple Car Playシステムが利用できます。
- iPhoneと同じくSiriによる音声コントロール
- タッチスクリーンによるスクロール操作
- アップル社のナビアプリをディスプレイ上に出力
- ハンズフリー通話
- メッセージアプリとの同期や読み上げ機能
- iTunesなどミュージックアプリとの連携
などなどiPhoneの機能を車内ディスプレイ&スピーカーと連携することが可能!
Android Auto
マイナーチェンジ後はApple Car Playのアンドロイド版であるAndroid Autoに対応することでしょう。
現在、ホンダでは以下の車種で対応しています。
- アコード
- シビック
- クラリティ
- フリード
競合車種
既にコンパクトSUVとしては日産のジュークやトヨタのC-HRなど強力なライバルがいますが、今後はレクサスからCTのSUV版であるUXが発売される予定があります。
UXの価格にもよりますがレクサスから登場した際にはかなり注目が集まることが予想されますし、ヴェゼルと比較検討される対象になるのは間違いないでしょう。
価格は200万~300万
価格については現行モデルとほぼ変わりはないでしょう。
ガソリンエンジン
- G(FF):1,920,000円
- G(4WD):2,136,000円
- Xホンダセンシング(FF):2,120,000円
- Xホンダセンシング(4WD):2,336,000円
- RSホンダセンシング:2,390,000円
ハイブリッド
- ハイブリッド(FF):2,270,000円
- ハイブリッド(4WD):2,486,000円
- ハイブリッドX・ホンダセンシング(FF):2,500,000円
- ハイブリッドX・ホンダセンシング(4WD):2,716,000円
- ハイブリッドZ・ホンダセンシング(FF):2,670,000円
- ハイブリッドZ・ホンダセンシング(4WD):2,886,000円
- ハイブリッドRS・ホンダセンシング:2,770,000円
発売日は2018年3月か
ヴェゼルのマイナーチェンジは2018年の3月に行われるのが濃厚です。
今後のホンダからの公式発表、そして今後開催予定のモーターショーに注目が集まります。
参考までに日本だけでなく世界も含めたモーターショーの開催予定は以下の通り。
- 2018/01/12~2018/01/21:ブリュッセルモーターショー(ベルギー)
- 2018/01/12~2018/01/14:東京オートサロン
- 2018/01/19~2018/01/21:札幌モーターショー
- 2018/01/13~2018/01/28:デトロイトモーターショー(アメリカ)
- 2018/02/10~2018/02/12:東北モーターショーin仙台
- 2018/03/08~2018/03/18:ジュネーブモーターショー(スイス)
- 2018/03/30~2018/04/08:ニューヨークモーターショー(アメリカ)
- 2018/04/05~2018/04/08:マニラモーターショー(フィリピン)
- 2018/04/19~2018/04/29:インドネシアモーターショー(インドネシア)
- 2018/04/25~2018/05/04:北京モーターショー(中国)
- 2018/06/07~2018/06/17:釜山モーターショー(韓国)
日本で開催されるモーターショーもしくは突然の公式発表でヴェゼルのマイナーチェンジの変更点や追加装備など全貌は明らかになるでしょう。
最新情報が分かり次第、当記事も更新をしていきます!