アウディがSUVのQシリーズの5と7の間にQ6をラインナップに追加します。
Q6はただのSUVではなくてプラグインハイブリッドでフル充電時の航続距離は500kmを超える情報もあり、ほぼEV車種として登場するようです。
2018年内には正式に発表されるアウディの新型Q6(e-tron)について最新情報をまとめです!
目次
新型アウディQ6・SUVクーペの電気自動車として発売へ
e-tron クアトロコンセプト
新型Q6のモデルと言われているのがyoutube公式チャンネルなどで発表されている「e-tron quattro concept)」
エクステリアデザインは最近流行しているベンツGLC、GLEクーペや、BMWのX4やX6のようなSUVクーペタイプ。
リアのテールランプは左右が繋がった一体感のあるデザイン。
コンセプトモデルとしては珍しく直線基調のボディラインが目立ち、少しクラシカルな印象もありますね。
アウディ公式が2015年9月14日に公開したe-tron クワトロコンセプトの動画。
最新系のインテリア
コンセプトモデルの内装も公開されておりアウディのインテリアとしては最新系。
アウディバーチャルコックピットを始めとして、センターコンソールには2つのタッチディスプレイを配置して、それぞれカーナビシステムとエアコンやオーディオ操作系に使います。
バッテリー残量、車両情報の確認やアンビエントライトの調整も操作可能。
ステアリングスイッチこそ見えますがセンター部分にボタンは1つも無いようです。
最新デバイスを搭載しておりドライバーが身に着けたスマートフォッチにより、体温や呼吸情報も把握してくれます!
体温や呼吸状況、そしてストレス具合などを判断してエアコンの自動調整の他に、シートヒーター&ベンチレーションも作動。
かっこいいタッチディスプレイが付いていますが、車に任せておけば快適な室内空間を自動的に作りだしてくれるので使う機会はあまり無いかもしれませんね。
スマートフォンやタブレットと接続できるスマートフォンインターフェイス、MMIタッチレスポンス、音声認識機能、アウディコネクトなどが装備。
2015年に発表された段階では3つの大型ディスプレイやタッチスクリーンなど未来的過ぎて市販化が難しいと思われてましたが、既に発売が決定しているA7スポーツバックのインテリアは、e-tron quattro conceptによく似ています。
Q6もA7のようなインテリアになることは間違いありません。
テスト車両
コンセプトモデル発表から3年経過した2018年より発売に向けてテスト走行を開始しています。
SUVとして重要な室内空間、トランクスペース確保のために少し車高が高くなった印象を受けますが、基本的なベースは変わりません。
テールランプもカモフラージュされており詳細は分かりませんが、フロントとリアともに全て光源はLED。
ヘッドランプはプロトタイプ通りで大きな変化は無さそう。
アウディお馴染みのシングルフレームグリルを採用。
エンジン無しの100%電気自動車か
Q6は合計3つの電気モーターを積み前方に1つ、後方に2つ配置して四輪駆動方式でアウディご自慢のクワトロを実現!
バッテリー容量は95kWhと他のEV車と比べても引けを取らずテスラモデルXの最上級グレードP100Dと同等。
- 新型リーフS:40kWh
- テスラモデル3:75kWh
- テスラモデルX:100kWh
ボディサイズの大きなSUVだからこそ大容量バッテリーを効率的に積むことに成功。
航続距離は500km(約300マイル)以上を達成しており、実際の公道でも400km(約250マイル)程度の走行可能です。
e-tronの電気モーターシステムは同じフォルクスワーゲングループのポルシェと共同開発しておりミッションEにも採用されます。
ミッションEでは最高出力600ps以上で0-100km/hは3.5秒以下を目指しているようですが、アウディのe-tronでは450psで0-100km/hは4.6秒。
SUVとしては十分なスペックですが
燃費は50km/l相当
100%EVだとガソリンは使わないので燃費という概念は無くなりますが、75kWhの容量を持つテスラモデル3・ロングレンジをカタログ燃費で換算すると53.6km/l。
Q6も燃費で考えると50km/l以上であることは間違いありません。
ボディサイズ
Q6の大きさは公表されていませんがQ5とQ7の間に収まるでしょう。
数値は全長×車幅×車高とホイールベースです。
- Q5:4680×1900×1665mm・2825mm
- Q7:5070×1970×1705mm・2995mm
- テスラモデルX:5037×2070×1684mm・2965mm
- ジャガーI-PACE:4680×1890×1560mm
コンセプトモデルは後部セパレート式の4人乗りでしたが、市販化の際には5人乗りとして登場する可能性が高いです。
3列目シートを付けて7人、8人乗りになることはありません。
ライバル車種
ライバル車種としては今までも紹介しましたが、テスラモーターズの「テスラ・モデルX」、ジャガーのピュアEVでコンパクトSUVの「I-PACE」があります。
ただ輸入車ブランドのフル電気自動車ということで、ライバルも含めて販売台数が伸びるタイプではありません。
それぞれデザインや機能も癖が強く、購入を検討される際には実際に各ディーラーを訪れて試乗するのが良いでしょう。
今までのガソリンエンジンと違って車としての性質が全く違いますからね。
テスラモデルXの後部ドアは上にあがるファルコンウイングドア!
スペックを比較
参考までに3車種のスペック比較です。
Q6 e-tronは予想情報で、I-PACEはジャガーが公式に発表している数値、モデルXは既に市販化されているロングレンジタイプの数値。
Q6 e-tron
- 航続距離:500km以上
- バッテリー容量:95kWh
- 最高出力:450ps
- 最大トルク:800nm
- 0-100km/h:4.6秒
I-PACE
- 航続距離:500km以上
- バッテリー容量:90kWh
- 最高出力:400ps
- 最大トルク:700nm
- 0-100km/h:4秒
テスラ モデルX(P100D)
- 航続距離:542km
- バッテリー容量:100kWh
- 最高出力:611ps
- 最大トルク:967nm
- 0-100km/h:3.1秒
こちらはジャガーのI-PACE
インテリアはe-tronに負けず劣らず未来的。
自動運転機能
アウディでは3代目のA8にトラフィックジャムパイロットという11の検知システムや最新デバイスから構成される自動運転システムを搭載しておりレベルは3で、e-tronでも自動運転システムが採用されるのはほぼ確定。
日産のセレナに搭載されているプロパイロットのレベル2を上回っています。
レベル3は条件付きの自動運転が認められており、走行状況がシステムの範疇を超えると検知した場合にはドライバーへ注意を促し、自動運転を解除します。
トラフィックジャムパイロットでは60km/h以下の高速道路など自動車専用道路で対応しています。
レベル2は半自動運転で基本的にドライバーはハンドルを常に握るなど、いつでも車をコントロールできる体制をとる必要があります。
自動車専用道路での前方車追従や緩やかなコーナリング、渋滞時の発進と停止の繰り返しは自動で行ってくれますが、その他動作は基本的にドライバーの意思に委ねられます。
トラフィックジャムパイロットを稼働させるときには、センターコンソールにあるAudi AIボタンを押します。
高速道路、もしくは中央分離帯やガードレールが備わった自動車専用道路において、クルマが60km/h以下で走行していて、前後に車両が詰まった運転の状態になった場合に、システムが運転操作を引き受けます。
トラフィックジャムパイロットは、同一車線のなかであれば、発進から加速、ステアリング、ブレーキまで、すべての運転操作をドライバーに代わって引き受け、ほかのクルマが直前に割り込んできたような場合でも、支障なく対応してくれます。
出典:https://www.audi-press.jp/press-releases/2017/b7rqqm000000ha8v.html
価格は900万程度
電気自動車はまだ購入者が少ないため薄利多売での販売が難しく車両価格は高くなります。
エコカー減税や自動車税減税、また各地方自治体からの補助金などを使っても同クラスのガソリン車に比べると高いです。
アウディのQ6・t-eronは約80,000$と予想されており1ドル100円とすると8,800,000万円!
既に日本で販売されているテスラ・モデルXが895万~なので同じぐらいになります。
ただ燃料代は掛かりませんし維持費、所有年数等などを考慮するとQ5やQ7よりもお得かもしれません。
- Q5:6,620,000円~
- Q7:8,340,000円~
Q5、Q7ともにインテリアがA4ベースのもので新型A7やe-tronのデュアルタッチディスプレイに比べると物足りなさを感じますが、マイナーチェンジ後には最新型になります。
こちらがマイナーチェンジ後のQ7のインテリア!
Q6・e-tronが発売されるころにはQ5、Q7ともにエクステリア、インテリアのマイナーチェンジが行われる可能性は高いです。
発売は2019年
発表は2018年内で発売は2019年になる模様。
まずはドイツ、ヨーロッパで発売、その後はアメリカ、北米市場を経て日本で正規販売が開始。
生産国はベルギーでブリュッセル工場で生産されます。
アウディでは今回紹介したSUVタイプとA5、A7のようなスポーツバックタイプの2種類をピュアEV車として先駆けて展開していきます。
価格は1000万円近い高級車となりフラッグシップ級となりますが、アウディが本格的にEVにシフトしていく第一歩。
ドイツでは2030年までにガソリンエンジンの発売を禁止する予定ですからね。
スポーツバックと同時に正式発表の可能性もありますが、最新情報が分かり次第更新を行っていきます!
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