ダイハツが2018年6月25日に発売した新型軽自動車「ミラトコット」は同年3月まで発売されていた女性をターゲットにした「ミラココア」の後継車種で、ミラココアと同じく可愛くて優しいデザインが特徴です。
独特の響きを持つトコットという車種名の由来ですが3つの言葉を組み合わせた造語です。
- To Character(自分らしさの表現)
- To Comfortableness(安全安心・運転のしやすさ)
- To Convinience(使いやすさ)
それではミラココアよりもさらにオシャレに進化したミラトコットのデザイン、カラーバリエーション、燃費や価格などの最新情報をカタログ・パンフレット画像を交えながらまとめていきます!
購入を検討している人はぜひ参考にしてみて下さい!
目次
可愛いエクステリアデザイン
ミラココアは丸目型のヘッドランプでしたがミラトコットでは半楕円型のデザインに代わり、レンズ部分のみが丸目となるオリジナリティー溢れる顔になりました。
全体的に見ると直線を基調としてカクカクしていてるのも特徴的。
こちらは発売前のミラトコットが輸送されているところで、フロントとリアデザイン、そして様々なボディカラーのミラトコットを確認できます。
リアのテールランプもフロンと同じくレンズ部分は円形デザインです。
完全に女性向けのデザインだったミラココアに比べると、ミラトコットは可愛らしさという点で物足りないかもしれません。
またミラココアでは天井にルーフレールが付いていてアクセントになっていましたが、ミラトコットではルーフレールは無くなりました。
ボディカラーは8色でバリエーションは12通り
ミラトコットのボディカラーは以下の8色です。
- セラミックグリーンメタリック
- ジューシーピンクメタリック
- サニーデイブルーメタリック
- パールホワイト
- ブラックマイカメタリック
- プラムブラウンクリスタルマイカ
- レモンスカッシュクリスタリメタリック
- ファイアクォーツレッドメタリック
セラミックグリーンメタリック、ジューシーピンクメタリック、サニーデイブルーメタリックはファッション業界でも人気のパステルカラー色。
またセラミックグリーンメタリック、ジューシーピンクメタリック、サニーデイブルーメタリック、パールホワイトの4色はルーフの色をアイボリーにすることができツートンカラーにすることができます。
全8色とツートンカラーの4パターンを加えてバリエーションとしては12通りです。
アイボリーのルーフですがデザインフィルムトップというオプションが設けられており細かなギンガムチェック調に仕上げることも可能で、オリジナリティー溢れる1台を作ることができます。
人気が出そうなのはツートンカラーで将来的な下取り価格も気にする場合は、ぜひツートンをおすすめします。
使い勝手の良いインテリア
インテリアは3つのアナザースタイルが用意されていてドライバー好みの室内空間を作ることができます。
約10万円のオプションパッケージですが雰囲気がガラッと変わりますし、ミラトコットに乗るならおすすめのオプション!
- スウィートスタイル:女性らしいキュートなスタイル
- エレガントスタイル:大人っぽい落ち着きのある上品なテイスト
- クールスタイル:洗練された凛としたスタイル
スウィートスタイル
ドアミラー、ホイールキャップ、ドアハンドル、バンパー、インテリアパネルがホワイトに塗装された明るい印象のスタイルです。
フェミニンさを取りいれ若い女性をターゲットにしています。
スイートスタイルの価格は98,820円。
エレガントスタイル
ボディストライプ、ホイールキャップ、ドアミラー、ドアハンドルがクロームメッキに塗装された高級感のあるスタイルで、シルバーのメッキパーツが目立ち独特の存在感を放ちます。
上品な仕上がりで大人の女性にピッタリ。
エレガントスタイルの価格は99,187円。
クールスタイル
フロントバンパー、ホイールキャップ、ドアミラー、ドアハンドルが艶消しのブラックで塗装されたスポーティーなモデル。
このスタイルなら男性でも違和感なく乗ることができるでしょう。
クールスタイルの価格は89,726円
CM動画
ミラトコットのテレビCMでは女優の吉岡里帆さんが、ちびまる子ちゃんの大人バージョン「おとなまる子」として出演しています。
また女優の長尾有真さんがWEB CMに出演するなど女性をターゲットにしていることが分かります。
こちらはミラトコットのプロモーション映像です。
ボディサイズ
ミラトコットのボディサイズはベース車両となるミライースよりも全高が+10mm高く、車両重量は+30kg重くなっています。
- 全長×全幅×全高:3395×1475×1510mm
- ホイールベース:2455mm
- 車重:680kg
軽自動車規格なので狭い日本の道路でも扱いやすく駐車場で困ることはありません。
駐車動作をしているときに車周囲に障害物を検知すると警告音が鳴るコーナーセンサーと、上空からみたような画像を確認できるパノラマモニターもオプションで付けられるので、駐車が苦手な人でも安心。
パワートレインと駆動方式
ミラトコットは660ccのKF型NAエンジンにCVTのトランスミッションが組み合わされ、ターボエンジンやトルコン式AT、MTのラインナップはありません。
駆動方式はFFと4WDの2つが用意されます。
- エンジン:直列3気筒
- 総排気量:658cc
- 最高出力:49ps(36kW)/6800rpm
- 最大トルク:5.8kg・m(57N・m)/5200rpm
ダイハツが開発した第3世代KFエンジンはトーパズネオエンジンとも呼ばれ従来型に比べて高圧縮比(11.3から12.2)、吸気ポートの改良、高着火スパークプラグなどを採用して熱効率を向上しています。
ターボの設定がないので高速道路を頻繁に使う方は物足りなさを感じるかもしれませんが、街中での買い物や通勤用としては十分なスペック。
燃費は35.0km/lの低燃費
ミラトコットの燃費はFFで35.0km/l、4WDで32.0km/lと低燃費です。
停車前にエンジンが停止するダイハツ独自のアイドリングストップ技術「eco IDLE」やエネルギー損失の少ないCVTトランスミッション、軽い樹脂製の燃料タンクなどの低燃費技術がミラトコットには使われています。
ハイブリッドは無し
ライバルのアルトラパンでは簡易的なオルタネーター(発電機)とバッテリーを装備したエネチャージシステムがありますが、ミラトコットにハイブリッドはありません。
ただ燃費はアルトラパン(FF)が35.6km/lとほぼ同じなのでハイブリッドが無いからといって気にすることはないでしょう。
安全装備はスマートアシスト3を採用
ミラトコットでは最新の安全装備が5つ付くパッケージ「スマートアシスト3」が採用されます。
全グレードで標準装備ではないので、スマートアシスト3を付けたい方はグレード名の最後にSAⅢと付くモデルを購入しましょう!
また軽自動車として初の上空360°から自車の周囲を確認できるパノラマモニターと車に付けられたソナーセンサーが障害物を検知すると警告音を発するコーナーセンサーの両方がついており駐停車が苦手な方でも安心できます。
衝突警報、衝突回避支援ブレーキ
車両前方の車両や歩行者を検知して衝突の危険があると警報音とディスプレイ表示でドライバーに注意を促します。
回避行動が見られない場合は自動ブレーキが作動します。
車線逸脱警報機能
道路上の車線を検知して車両がはみ出しそうになるとドライバーへ注意を促します。
自動で車線に戻してくれるステアリング制御機能はついていないので自動運転ではありません。
誤発信抑制制御機能
車両の前後に壁など障害物があるとき約10km/h以下でアクセルペダルが強く踏まれた場合は、あやまってアクセルペダルを踏んだと判断して急発進を抑制します。
アクセルとブレーキペダルを万が一、踏み間違っても事故を防ぐことができます。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちや渋滞などで先行車が発進してもドライバー気が付かない場合は、車がブザー音とメーター表示でドライバーに発進するように促します。
オートハイビーム
車両前方、対向車線の状況を検知して、他に車両がいないときには自動的にハイビームへと切り替えを行います。
夜間でも常に明るく最適な視界で運転ができる安心機能。
プラットフォームはDNGA
ミラトコットのプラットフォームはDNGA(ダイハツニューグローバルアーキテクチャ)が採用され、従来型よりも約80kgの軽量化に成功しており加速性能、燃費の向上を実現した他、素材や溶接個所も見直して剛性も上がっています。
プラットフォームの変更は見た目では分かりませんが実際に試乗をすると違いを感じられるので、ミラココアと乗り心地やハンドリングなどを比較してみてください。
評価や口コミ
ミラトコットのデザインについてはシンプルで可愛い、クラシカルで古い雰囲気が良い、ミラココアよりも可愛さがなくなったなど賛否両論あります。
見た目はミラココアよりも好みが分かれるかもしれませんね。
新型のミラトコット、どことなく初代FIATパンダみたいだ。
現行のワゴンRもそうだけど、ベーシックで過度にデザインしていない車は個人的に好き。走りも実直で締まっていたらなお良いなと思う。 pic.twitter.com/hQB3cBCtUT— 偏見で車を語るbot (@henken_car) June 26, 2018
ミラトコットを検分してきた
全体的なフォルムとしてはミラココアの頃よりも角張ったデザインとなり男性ユーザーにも乗れるようになった印象がする
インテリアについてはチープな感じが拭えず最近の軽としては収納スペースが少ない感じがする
個人的にはミラココアのような可愛い感じが好きだった pic.twitter.com/r9ADIBwuEK
— さっしー4101 (@4101y) June 25, 2018
ミラトコット 、色々言われてるみたいだけど俺はシンプルでむしろ斬新なデザインだと思うし好きだなあ。
価格も100〜150万円ってとこだし、アシには丁度良いかも pic.twitter.com/awYydwrFVF— まさちぇ (@masachecheche) June 26, 2018
グレードと価格、値引き方法
ミラトコットのグレードと価格は以下の通り。
FFモデル
- L:1,074,600円
- L SAⅢ:1,139,400円
- X SAⅢ:1,220,400円
- G SAⅢ:1,296,000円
4WDモデル
- L:1,204,200円
- L SAⅢ:1,269,000円
- X SAⅢ:1,350,000円
- G SAⅢ:1,425,600円
FFと4WDの価格差は約13万、スマートアシスト3が付くと約7万円高くなり、上級グレードのX、Gになるとカーテンエアバッグやスマートアシスト3が標準装備です。
Xでは電動ドアミラー、インテリアのメッキパーツ、マルチインフォメーションディスプレイが標準装備。
最上級のGではドアロック連動の自動格納ドアミラー、運転席のシートリフターとチルトステアリング、そして冷え性の女性には嬉しい前席シートヒーターが付きます。
ライバル車種となるスズキのアルトラパンやホンダのN-oneとほぼ価格帯としては同じなので、ディーラーで値引きを引き出すときには競合車種としてアルトラパンやN-oneの購入を考えていることを伝えるとよいでしょう。
まとめ
ミラココアが2018年3月に生産中止になってからダイハツでは女性をターゲットにした車種が両側スライドドアでトールワゴンタイプのムーブキャンバスしかない状況でしたが、ミラトコットの登場によりカワイイ軽のラインナップが2つになりました。
特に独身女性にとっては生活感の出るムーブキャンバスよりも、可愛くて燃費も良いミラトコットに魅力を感じるかもしれませんね。
ミラジーノ、ミラココアに次ぐ女性向け軽自動車シリーズの最新車種となるミラトコット!
ちなみにミラココアではココアを飲んだときのホッとした感じを車で表したそうですが、ミラトコットという車名の由来はトコトコッという音感から身近な車であることを表現したようです。
ミラココットと間違えそうですが、トコトコしているのでミラトコットと覚えましょう(笑)
ミラトコット、ダイハツディーラーでの値引き方法については別記事にまとめたので宜しければご覧くださいm(_ _)m
⇒ダイハツで値引きをしてもらう交渉のポイント!ディーラーに行く前に必見