BMWが2003年から20016年まで発売していたオープンカー「Z4」が2020年に復活します。
2シーター・FRのオープンカーで娯楽性が高く、BMWのアイデンティティである駆け抜ける喜びを身を持って味わうことができる車。
トヨタと共同開発という点でも注目を集めている次期Z4の情報についてまとめです!
目次
BMW・Z4!トヨタと共同開発のオープンカー
予想デザイン画像
Z4の予想イラストです。
BMWの象徴であるキドニーグリルが目立ち、ボディ形状はZ4独特のロングノーズショートデッキとは違い定番のクーペ形状。
ハードトップタイプ?のZ4。
コンセプトモデル
2017年8月にBMWは「Concept Z4」というコンセプトカーを発表済で、新型Z4のモデルとなるのは間違いないでしょう。
ゴールドのボディーカラーが目を引きます。
BMW公式のyoutubeチャンネルからの動画。
BMW USAのtwitterアカウントによる8シリーズとZ4のコンセプト車両の動画。
The next generation of BMWs are at Pebble Beach: Introducing the all-new BMW #Z4 and #8Series. https://t.co/PXRfHYevVF pic.twitter.com/9Hd0Oxxdks
— BMW USA (@BMWUSA) 2017年8月18日
インテリア
インテリアはその他BMW車種と基本的なデザインは似ていますが、デジタルディスプレイメーターやセンターコンソールはZ4らしい独自のディテールを加えています。
ステアリングにはパドルシフトを装備。
シートの色が運転席は黒、助手席はゴールド!?になっており今までに無い発想。
市販化の際にはどうなるか注目です。
シートは本革バケットシートに雪の結晶をあしらえておりスポーティーかつオシャレ。
テスト車両
新型Z4はテスト走行を開始しており様子がキャッチされています。
ドアミラー、サイドスカートがワインレッドでテスト車両としては変わったボディ色のようです。
またルーフ部分はソフトトップ素材でハードトップではありません。
そして兄弟車種となるトヨタ・新型スープラと並んだ画像がこちら。
左側がZ4で右側がスープラ。
共同開発車種ということで基本的な設計は同じですがデザイン的にはガラッと変わります。
マツダのロードスターとアバルトの124スパイダーのような関係でしょうか。
エンジンスペック
エンジンはBMWお馴染みの2.0L+ターボのダウンサイジングと、M4でも使われているシルキーシックス直6+ターボの2種類がラインナップされます。
BMW4シリーズ・420iクーペスポーツ
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1998cc
- 最高出力:184ps(135kW)/5000rpm
- 最大トルク:27.5kg・m(270N・m)/1350~4600rpm
M4クーペ・Mヒートエディション
- エンジン:直列6気筒+ツインターボ
- 総排気量:2979cc
- 最高出力:450ps(331kW)/7000rpm
- 最大トルク:56.1kg・m(550N・m)/2350~5500rpm
組み合わされるトランスミッションは6速MTorZF製の8速AT。
動画はニュルブルクリンクでのテスト走行。
ハイブリッドもラインナップ
トヨタと共同開発されるZ4ではハイブリッドもパワートレインの1つとして採用。
Z4と共同開発されるトヨタ・新型スープラでも直6エンジンを載せるということで、直6+ハイブリッドになる可能性も高いです。
V6ツインターボの可能性
トヨタが2018年の東京オートサロン内で発表した「GRスポーツコンセプト」のV6+ツインターボにモーターを追加したハイブリッドがスープラもしくはZ4でも採用されるかもしれません。
デザインだけ見ると市販化は難しいと思われますが、2.4L・V6ツインターボにモーターというのは未来のスポーツカーに使われそうなパワートレイン。
ただ最高出力が1000psとフェラーリ、ランボルギーニの市販車を軽く上回っており、このまま市販化は無さそうですけどね。
GRスポーツコンセプト
- エンジン:V型6気筒+ツインターボ
- 総排気量:2400cc
- 最高出力:735kW/1000ps
プラットフォームはBMW製
プラットフォームはBMW開発の新型G11/G12型の7シリーズから使われているCLARという軽量プラットフォームが採用されます。
FR駆動、前後重量配分50:50を実現するならBMW製ということでトヨタのTNGAプラットフォームではありません。
Z5になる可能性
BMWのZシリーズは今まで4車種。
- Z1:1989年~1991年
- Z3:1996年~2002年
- Z4:2003年~2016年
- Z8:2000年~2003年
Z1は8000台しか生産されなかった希少車!
最大の特徴はドアが開くのではなくてドアが下がること。
オープンカーかつ不思議なドアの開き方、そしてZ1の更に驚くべきことはエアコンが無いことです。
1989年デビューの車でエアコンが無いというのは衝撃的ですが、何故かというと単純にスペースが無かったからという理由。
とにかく変な車で好きな人にはたまらないので発売開始前のオーダーだけで5000台を達成しましたが、その後はわずか3000台のオーダー止まりで総生産台数が8000台に終わった悲しい車。
ボンネットの開き方も珍しいタイプのZ1
Z1が普通なのはリアのテールランプだけです。
Z1が売れなかったせいかBMWで2シーターのロードスタータイプを表す”Z”の名を持つ車種は1996年に発売されたZ3までありませんでした。
Z1と比較すると優等生感のあるZ3。
フロントサイドに付いているBMWのエンブレムがオシャレ。
Z3から車格が上がったZ4!
そして一気に現代風のスタイリッシュなイケメン君になったE89型の2代目Z4!
BMWではXが付くとSAV(Sports Activity Vehicle)車種、Zが付くとロードスタータイプとなるわけですが、その後に続く数字はクラス、車格を表します。
Z3からZ4と来たので次はZ5になりそうですが、コンセプトモデルもZ4と名を称しているように4シリーズと同等の車格を持つ2シーターロードスター”新型Z4”としてデビューする可能性が高いです。
ただZ8はコンセプトモデルの段階では”Z07”だったので、Z5として発売される可能性もあるでしょう。
摩訶不思議な車種が多いZシリーズですから先は読めませんね。
価格は500万越え
新型Z4の価格は35,000ユーロ、日本円で約470万円と予想されていますがヨーロッパ市場での価格です。
日本へ正規輸入されるモデルには500万円以上のプライスが付きます。
発表はジュネーブモーターショー
Z4の公式なお披露目は2019年3月にスイスのジュネーブで開催されるジュネーブモーターショーことサロン・アンテルナショナル・ド・ロト内で発表されるようです。
2018年のSalon International de l’Auto de Montréalのプロモーションビデオ内にはBMWのi8が登場していますが、2019年バージョンはZ4が登場するかもしれませんね。
モーターショーで発表された後、2019年内にヨーロッパ市場で販売が開始されます。
日本発売ですが早くて同じく2019年になるでしょう!
BMWが再復活させる”Z”の車種について追加情報が分かり次第、追記を行っていきます。