あなたは交通事故を起こしてしまう確率というのを考えたことがあるでしょうか?
もちろん安全運転をしているかやルールやマナーをしっかり守っているかで大きく変動するので、確率で考えられることではないですが今回は統計データから紹介をしていきます!
意外と多いかもと思われるかもしれません、、、
目次
ドライバーが事故を起こす確率とは
平成26年~28年の過去3年間
最初に過去3年間の交通事故の件数を紹介していきます。
平成26(2014年)の交通事故に関するデータは以下のようになっています。
- 発生件数:57万3842件
- 負傷者数:71万5487人
- 死亡事故件数:4013件
- 死亡者数:4113人
平成27年(2015年)
- 発生件数:53万6899件
- 負傷者数:66万6023人
- 死亡事故件数:4028件
- 死亡者数:4117人
平成28年(2016年)
- 発生件数:49万9201件
- 負傷者数:61万8853人
- 死亡事故件数:3790件
- 死亡者数:3904人
毎年減少はしている
交通事故の件数としては車の安全装備の充実等もあり減少していまが、数字だけを見ると年間約50万件も起きているのは事実で、1日に換算すると500,000件/365日=1369.87件/日=約1日1400件!
さらに日本は47都道府県ということで47で割ると1地域あたり約30件と、まだまだ多い件数で決して他人事だと考えてはいけません
事故を起こす確率は?
本題である交通事故を起こす確率についてまとめていきますが、交通事故と言っても車を運転している人だけが加害者になるわけではなくバイクや自転車も含まれますね。
ただ今回は普通自動車免許の取得者を約8000万人として、加害者(事故件数)の全員が車を運転していたケースとして考えていきます。
2016年は交通事故の発生件数が49万9201件=約50万件なので、免許取得者を8000万人とすると160人に1人が1年間で交通事故を起こすということになります。
負傷者数は61万8853人ですが、こちらでいうと130人に1人が交通事故によって人を怪我させてしまったということ。
死亡事故件数の3790件で考えると2万1000人に1人が、交通事故によって相手を死亡させてしまうという結果です。
160人に1人が事故を起こす
1年間で160人に1人が交通事故を起こしますが、10年間経ったとすると単純に16人に1人が加害者になるという計算です。
事故は1回起こしたからといって2回目を起こさないという訳ではなく、むしろ運転マナーが悪い同じ人が何回も加害者になるというのは珍しいケースではありませんので、単純に考えられることではありませんけどね。
ただ確率を知ることで、少しでも安全運転を心掛けようという気持ちになるのではないでしょうか?
夜は死亡事故率が昼の2.7倍!
交通事故の内、約4分の1は夜間帯に発生していますが、死亡事故では確率が跳ね上がり約2分の1が夜間帯に発生しています。
視界が悪くなる夜間は歩行者、対向車、障害物などに気が付くのがどうしても遅れがちですし、気が付いたときにはスピードも落とせないままに衝突をしてしまうようです。
夜の運転は最新の注意を!
高速道路の特徴
高速道路は最も事故が発生しやすい交差点が無く、歩行者もいないことから事故の発生率としては一般道より低くなります。
平成26年には57万3842件の事故が起きていますが、このうち高速道路上に限ると1万202件とイメージより少ないと感じるのではないでしょうか?
ただ死者数で見ると4113人の内、204人が高速道路上での事故が原因で亡くなっています。
高速走行となるため衝突、接触してしまったときには被害の大きな事故となりやすく死亡率で言うと一般道の約3倍という数値です。
単独事故が少なく他の車両も巻き込みやすいというのも特徴として挙げられます。
安全運転が何より大切
最新の車は自動ブレーキや歩行者検出、キープレーンアシスト(車線逸脱警報)などなど事故を起こさないための装備が付いていますが、人間自身の安全に対する意識というのはむしろ安全装備がある分、希薄になりがちですので改めて気持ちを引き締めるようにしてください。
自動車保険には必ず入ろう
最後にまとめです。
- 1年間で160人に1人が交通事故を起こす
- 1年間で130人に1人が負傷をさせてします
- →1回の事故で複数人を怪我させてしまうこともあるため
- 1年間で21000人に1人が死亡事故を起こしてしまう
- 夜は死亡事故率が昼間の2.7倍
このように1年間の割合でいえば1%にも満たないのですが、単純に10年・20年・30年と車を運転し続けていくかぎり事故を起こす可能性は少なからずあります。
加害者になってしまうと莫大な賠償金を請求されることもありますし、自賠責保険だけではなく任意の自動車保険にも加入するようにしましょう。
万が一のときに保険に入ってなくて泣きを見るのはあなた自身となりますから。。。
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