ダイハツの新型ミラトコットを購入した後に必要な税金、車検代、メンテナンス代、ガソリン代などの維持費について項目別に詳しく解説しています。
ミラトコットの維持費についてまとめた分かりやすい一覧表も掲載しました。
また維持費を安くする方法についても解説しているので、ミラトコットの購入を考えている人や節約したい人はぜひご覧ください。
目次
ダイハツ新型ミラトコットの維持費と内訳
自動車税
自動車税は毎年5月頃に納税通知書が届いて1年に1回払う税金です。
ミラトコットは軽自動車なので自動車税は10,800円です。
普通車だと最も安くて29,500円ですから、やはり軽自動車はお得ですね。
- 軽自動車:10,800円
- 1000cc以下:29,500円
- 1000~1500cc以下:34,500円
- 1500~2000cc以下:39,500円
- 2000~2500cc以下:45,000円
- 2500~3000cc以下:51,000円
重量税
重量税は車種の重量によって定められている税金で、新車購入時に初回車検までの3年分をまとめて払います。
そのあとは2年ごとの車検のたびに2年分をまとめて納付します。
車検時にまとめて払っているのであまり気にしてない人が多いですね。
ミラトコットの車両重量は720~790kgですが軽自動車は1年あたり2,500円となります。
購入時に初回車検までの3年分にあたる7,500円を納付して、その後は2年ごとの車検のたびに5,000円を支払います。
ミラトコットはJC08モードで29.8km/l と低燃費なのでエコカー減税の適用対象となり重量税は75%軽減され、購入時に納付する金額は7,500円ではなく1,800円です!
またエコカー減税制度は2019年4月30日までということを覚えておきましょう。
自賠責保険
自賠責保険は車を購入したら加入する義務がある保険で、保険料は軽自動車なら車種に関わらず一律で定められています。
保険料は新車購入時に初回車検までの3年分を納付します。
そのあとは車検が来るたびに2年分を納付します。
納付方法としては重量税と同じですね。
ミラトコットは新車購入時に3年分の35,610円、初回車検以降は2年分の25,070円を納付します。
1年あたりに換算すると1~3年目は11,870円、4年目からは12,535円となります。
自賠責保険料は車検の度に支払っていることを覚えておきましょう。
任意保険
任意保険の加入は自由ですが万が一の事故のことを考えると入ったほうが安心できます。
新型ミラトコットは自動ブレーキを含む安全装備パッケージ「スマートアシスト3」を付けられるので、自動ブレーキ搭載車を対象に保険料の割引をしてくれる保険会社に入ると良いかもしれませんね。
任意保険はディーラーや保険の窓口を通して加入する代理店型と、契約者自身がネットなどを通じて直接契約するダイレクト型の2つに分けられ、維持費を安くしたいならダイレクト型がおすすめです。
保険料は補償内容、年齢、等級などの条件によって変わります。
- 年齢:30歳以上補償
- 対象:本人限定
- 免許:ゴールド
- 等級:20等級
- 対人賠償金額:無制限
- 対物賠償金額:無制限
- 年間走行距離:1万km以下
- 車両保険:無し
以上の条件でダイレクト型自動車保険と契約すると年間20,000~30,000円になります。
車両保険を付けても35,000円~45,000円です。
ただ21歳以下の方や免許取り立てで等級が低い方だと50,000円~80,000円になるかもしれません!
車両保険を付けるかは悩むところですがミラトコットの車両価格は107万~143万なので、車両保険を付けても年間で1~2万円高くなるぐらいです。
自損事故(単独事故)や盗難などが不安な気持ちがあって保険料を無理なく支払えるなら車両保険を付けることをおすすめします。
車検代
車検代の中には様々な項目が含まれており大きく3つに分けることができます。
- 法定費用
- 車検基本料
- パーツ交換や修理費用
法定費用は重量税、自賠責保険、印紙代など車種によって定められたもので車検の時には必ずかかる費用です。
車検基本料は点検・整備・サービスにかかる費用で車検を受ける場所によって違いがあり、一般的にダイハツのディーラーで受けると高くて車検専門工場やカー用品店などで受けると安くなります。
パーツ交換や修理費用は車の状況に応じて発生する金額で、ディーラーだと純正パーツで交換・修理してくれるので安心ですが料金は高くなります。
ミラトコットの車検基本料はディーラーで受けると35,000円~45,000円、車検専門店で受けると10,000円~20,000円になります。
ガソリン代
ガソリン代はレギュラー価格を130円/Lとして年間走行距離5,000kmと10,000kmの2パターンを計算しました。
ミラトコットのカタログ燃費はFF駆動(2WD)で29.8km/L、4WDで27.0km/lですが、実燃費に近くなるようにカタログ燃費達成率を70%として計算しました。
- FF:20.9km/L
- 4WD:18.9km/L
以上の条件で計算した結果がこちら。
走行距離 | 2WD | 4WD |
5,000km | 31,100円 | 34,391円 |
10,000km | 62,201円 | 68,783円 |
ミラトコットのガソリン代は1年間で1万km走行すると約60,000円。
北海道や東北地方など雪国にお住まいで4WDを選ぶと約70,000円です。
トールワゴン型のムーブやN-BOXよりも燃費は良いので広い室内空間を使いきれなかったり、スライドドアは不要だという方はミラトコットへ乗り換えると良いかもしれませんね。
メンテナンス代
車に乗っているとエンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーゴムなどの定期的に消耗品の交換が必要になります。
また安心して乗るために6ヶ月点検や法定12ヶ月点検も受けたいですね。
ミラトコットに安心して乗り続けるために必要な消耗品、メンテナンスの例を挙げてみました。
金額はダイハツの正規ディーラーで受けたときの相場です。
- エンジンオイル:6ヶ月に1回交換で約2,500円
- オイルフィルター:1年に1回交換で約2,000円
- 6ヶ月定期点検:ディーラーで受けると約2,500円
- 法定12ヶ月点検:ディーラーで受けると約5,000円
- ブレーキパッド:5万kmで交換して1輪あたり約5,000円
- タイヤ:5年または5万kmで交換して1輪あたり約15,000円
1年で必要になる消耗品代、メンテナンス代は約12,000円ですが、その他にワイパーゴムやウォッシャー液など消耗品も含めると年間で約13,000円はかかります。
また5年または5万kmを超えるとブレーキパッド、タイヤ、バッテリー交換が必要となり大きな出費が必要になることを覚えておきましょう。
駐車場代
駐車場代は持ち家の方だと必要ありませんがアパートなどの賃貸物件やマンションだと毎月払わなければなりません。
東京、大阪、名古屋、福岡などの都市部だと1ヶ月あたり2万円~5万円することもあります。
その他、地域では3,000円~8,000円程度ですね。
ボディサイズが小さい軽自動車なので駐車場のスペースや高さで困ることはありません。
ダイハツ新型ミラトコットの年間と月間の維持費をまとめ
駐車場代は持ち家や実家暮らしの方はかかりませんから、表の中には含めていません。
内訳 | 年間 | 月間 |
自動車税 | 10,800円 | 900円 |
重量税 | 2,500円 | 208円 |
自賠責保険 | 11,870円 | 989円 |
任意保険 | 30,000円 | 2,500円 |
車検代 | 20,000円 | 1,667円 |
ガソリン代 | 62,201円 | 5,183円 |
メンテナンス代 | 13,000円 | 1,083円 |
合計金額 | 150,371円 | 12,531円 |
ミラトコットの年間維持費は約150,000円、月間維持費は約12,500円です。
軽自動車は自動車税、重量税、自賠責保険料が車種に関わらず一定なので他の軽と比較して特別に高いとか安いというわけではありませんが、年間維持費が約20万円かかる普通車のコンパクトカーに比べると経済的です。
ミラトコットの維持費を節約する方法
ミラトコットの維持費が分かったところで、次は維持を安く抑える方法について解説していきます!
燃費が良くなる運転をしてガソリン代を節約する
車の維持費で最も高いのがガソリン代なので、燃費が良くなる運転をしてガソリン代を節約しましょう。
燃費が良くなる運転のポイントを以下にまとめたので参考にしてください。
- 急発進、急加速をしない
- 急ブレーキをしない
- 下り坂のときはエンジンブレーキを使う
- 車内に無駄な荷物を置かない
- エコモードで走行する
- アイドリングストップ機能をONにする
- エアコンの温度を下げすぎないようにする
- A/Cスイッチは夏場だけONにする
- エンジンオイルを1年1回は交換する
- タイヤの空気圧が下がらないように定期的に上げる
ミラトコットはダイハツが新開発したトパーズネオエンジンと車が止まる前にエンジンが自動で止まる停車前アイドリングストップ「エコアイドル」により低燃費を実現しています。
もっと燃費を良くしたい場合はガソリンを給油するときに満タンにしないという方法があります。
その理由としてはタンクを満タンにすると入れたガソリンの分だけ車が重くなり燃費が悪くなるからです!
私の知り合いにも燃費を良くするためにタンクの半分しか入れない人や金額指定で給油する人がいます。
ただミラトコットは燃料タンク容量が30Lと小さいので満タンにしない方法を使うと給油回数が多くなり手間がかかり、面倒くさがりの人にはおすすめできませんけどね。
燃料タンクが大きい普通車では効果的に使えるので豆知識の1つとして覚えていただけたらと思います。
ガソリンカードを使う
低燃費走行を心がけることに加えてガソリンスタンドが発行しているクレジットカードでガソリン代を払うことで更に節約することができます。
例えばエネオスカードならガソリン・軽油が最大7円/Lになります。
またガソリンカードならではのサービスとして愛車のキズ・ヘコミなど修理費用が5%割引されるサービスやレンタカー優待、そして車のトラブル時に電話1本でかけつけてくれるロードサービスなども付いています。
年会費無料のETCカードも付いてくるので車の使用頻度が多い方は車に関する様々な特典を受けられるガソリンカードを作っておきましょう。
自動車保険(任意保険)を節約する
ミラトコットの維持費を安くするには自動車保険(任意保険)の補償内容や保険会社の見直しをしましょう。
任意保険は補償内容や金額が分かりづらく1度契約すると見直すのが面倒だと思い更新をし続ける人が多いですが、軽自動車でも保険会社を変えると年間1~2万円は安くなります。
- 運転者限定を本人、家族にする
- 複数の保険会社を比較する
- 代理店型からダイレクト型にする
- ネット申込で割引を受ける
- 更新のたびに違う保険会社で見積もりを取る
- 早めに更新を行い早期割引を受ける
ミラトコットは燃費が良くコストパフォーマンスに優れた車なので、任意保険もきちんと見直して更に維持費を節約してください!
自動車保険の見直しはディーラーや保険の窓口に行かなくてもネットから簡単に見直すことができます。
私はディーラーで契約した保険会社からダイレクト型に切り替えただけで約3万円も安くすることができました。
車の維持費に悩んでいる方や少しでも安くしたい方は、3分のカンタン入力で見直しができる⇒【無料・スマホOK】保険スクエアbangを利用してみてください!
車検代を節約する
車検代の内、車検基本料・検査料・パーツの交換費用や修理費用は車検を受ける場所によって異なります。
一般的には安心できるダイハツディーラーで受ける人が多いですが料金が高いというデメリットがあり維持費を安くするには車検専門店がおすすめです。
ダイハツのミラトコットなら信頼性が高いのでディーラーじゃなくて安く済む専門店で受けても問題ありません。
ミラトコットはミライースなど販売台数が多いミラシリーズの車種なので車検工場のメカニックでも十分な知識を持っており整備に関しての不安材料はありませんからね。
また自分で運輸支局に車を持ち込んで車検を行うユーザー車検が最も車検費用を安く抑えられますが、車に詳しくないと車検を通すのが難しいですし、故障やトラブルなく安心して乗りたいなら車検はプロに任せるのが良いでしょう。
メンテナンス代を節約する
ミラトコットに長く乗り続けるためにはワイパーゴム、ウォッシャー液、バッテリー、エンジンオイルなど消耗品の交換やメンテナンスが必要です。
ディーラーに持っていけば純正部品と交換してくれますがデメリットとしては部品代や作業工賃が高いことです。
維持費を安くするためにはワイパーゴム、ウォッシャー液、バッテリーなどはカー用品店で購入して自分で交換するのが良いでしょう。
エンジンオイル、オイルフィルターに関しては自分で交換するのが難しいので、ディーラーより格安の値段で行ってくれるカー用品店のピットサービスに頼みましょう。
タイヤはネットで購入する
車の維持費で高いのがタイヤ交換!
ディーラーだと軽自動車でもタイヤ代だけで1輪で10,000円以上はかかりますし作業工賃も必要で、4輪全部を交換すると約5万円は必要です。
そこでオススメなのがタイヤをネット通販やオークションで安く買って、カー用品店や整備工場に持ち込んで交換してもらうことです。
またタイヤ&ホイール交換専門店のウェブサイトから購入すると直接店舗に送ってくれるので、あとはあなたの希望する日時に行って交換してもらうのもオススメ!
ネットを使えば2本交換で約10,000円、4本交換で約20,000円という金額で足りますからね。
その他にもサマータイヤ、スタッドレスタイヤなど季節に合わせたタイヤ交換や、ブレーキパッド交換もネット通販を活用すると維持費を安く抑えることができます。
まとめ
年間1万km走行したときのミラトコットの維持費についておさらいをします。
- 年間維持費:150,371円
- 月間維持費:12,531円
ミラトコットはダイハツ・タントやスズキ・スペーシアのようなトールタイプの軽ワゴンではないので、燃費が良く年間15万円程度で維持できます。
普通車のコンパクトカーだと年間で20万円は必要ですし、やはり軽自動車はお得ですね。
ミラトコットの維持費について解説してきましたが、車に関するお金を節約したいなら購入時に値下げ交渉したり下取りの買い取り額を上げるのも有効です。
ダイハツディーラーでの値引き方法については別記事に詳しくまとめたので、よろしければあわせてご覧ください!
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