スズキが2013年から発売している軽自動車『スペーシア』を2017年12月に2代目へとフルモデルチェンジを行います。
スペーシアはトールワゴン+スライドドアの軽でホンダのN-Boxやダイハツのタントなど強力なライバルが多いカテゴリーということで、スズキとしても同時期に発売されるクロスビーと共に力を注ぎ込んでいるようです。
新型スペーシアのデザイン、スペック、燃費、そして値段などについてまとめていきます!
目次
スペーシアが2代目へとフルモデルチェンジ!最新情報
エクステリアデザイン
オフブルーメタリック ・ホワイト2トーンルーフ
新型スペーシアは全体的に丸みを帯びたボディラインが目立ち、軽トールワゴンらしく無駄がないデザインです。
シンプルなフロントマスクと同じようにリアもスッキリしていますが、テールランプは独特のオシャレなデザインを採用しています。
ボディカラーはツートン含めて14色
日本車でもC-HRなど採用されることが多くなってきたツートンカラーですが、新型スペーシアでも4パターンがラインナップされました。
ピュアホワイトパール・ブラック2トーンルーフ
チアフルピンクメタリック・ホワイト2トーンルーフ
ツールグリーンパールメタリック・ブラック2トーンルーフ
その他、ツートンではなくモノトーンカラーは10種類です。
- オフブルーメタリック
- ツールグリーンパールメタリック
- チアフルピンクメタリック
- ピュアホワイトパール
- ブルーイッシュブラックパール3
- フェニックスレッドパール
- アーバンブラウンパールメタリック
- シフォンアイボリーメタリック
- シルキーシルバーメタリック
- ブリスクブルーメタリック
フェニックスレッドパール
アーバンブラウンパールメタリック
インテリア
外装は比較的大人しいデザインでしたが内装はスーツケースをモチーフとした助手席ダッシュボードなど今までにない斬新なデザインです。
シートはブルージーンズ・デニム調でオレンジのパイピングステッチが入るなどオシャレ!
インテリアに関しては好みが分かれそうですが好きな人にはたまらない仕上がりになっています。
動画はエクステリア&インテリアがもっと分かる内容!
ハイブリッドエンジンと燃費
新型スペーシアのパワートレインはガソリンモデルとマイルドハイブリッドモデルの2種類に分けられます。
- ガソリンモデル
- エンジン:直列3気筒(R06A型)
- 総排気量:658cc
- 最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
- 最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/4000rpm
- マイルドハイブリッド
- エンジン:直列3気筒(R06A型)+モーター
- 総排気量:658cc
- 最高出力:52ps(38kW)/6500rpm
- 最大トルク:6.1kg・m(60N・m)/4000rpm
マイルドハイブリッドはブレーキを掛けた時に発生するエネルギーを利用して発電を行い専用のリチウムイオンバッテリーに充電します。
この充電された電力を使ってクリープ走行や徐行運転時、そして加速するときにもモーターのパワーを使ってエンジンのアシストを行います。
もちろん燃費も向上するので環境にもお財布にも優しいシステムです。
新型スペーシアを購入するならマイルドハイブリッドがオススメなのは言うまでもありません!
- 発進後や加速時はモーターアシストで快適
- 減速時にエネルギー回収⇒発電+充電
- 静かなエンジン再始動
- システムは軽量コンパクトで室内空間に影響は無し
燃費に関しては現在、公式には発表されていませんがワゴンRと同等になると予想されています。
ワゴンR(2WD・FF)の燃費
- ガソリン:26.8km/l
- ハイブリッド:33.4km/l
ボディサイズ
全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,800mm
軽自動車なので全長、全幅は他の軽と変わりませんが車高は1800mmとトールタイプなので高め。
車高が高いお陰で乗り降りもしやすくスライドドアで開口部も広いので利便性は抜群です。
6つの安全装備
小さな子供を持つ家庭のファミリーカーとしても人気があるスペーシアは大きく6つの安全装備が付きます。
ただグレードによってはオプション装備となるので注意して下さい!安全装備が欲しい場合は上級グレードもしくはセーフティパッケージ装着車の購入が必須です。
デュアルセンサーブレーキサポート
フロントガラスに設置される単眼カメラ+レーザーレーダーの2つの検知機能によって前方の歩行者や車などを検知。
デュアルセンサーによって衝突防止の自動ブレーキ機能が動作します。
誤発進抑制機能
約10km/h以下の徐行運転中、前方に障害物を検知したときはアクセルを強く踏み込んでも最長5秒間アクセルに制御が掛かり急発進を防止します。
またブザー音やメーター内の警告表示により衝突回避を支援します。
万が一の踏み間違えのときも安心です。
車線逸脱警報機能
時速60km/h~100km/hで走行中に車線からはみ出しそうになるとブザー音+メーター内警告表示によりドライバーに注意を促します。
自動で元の車線に戻る自動運転のような機能ではなく、あくまでも警報機能です。
ふらつき警報機能
時速60km/h~100km/hで走行中に蛇行や車線逸脱を繰り返すとドライバーの疲れを検知して警報を鳴らします。
先行者発進お知らせ機能
デュアルセンサーによって前方の先行者との距離が5m以上離れても、自車が停車を続けている場合にはブザー音とメーター内警告によって発進するようにお知らせをしてくれます。
ハイビームアシスト機能
前方車両や対向車がいない場合には自動的にヘッドランプをハイビームに切り替えます。
その他、街路灯が多い道や明るい場所ではロービームとなります。
ヘッドアップディスプレイや全方位モニターも装備
新型スペーシアには軽自動車初のフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイが装備されます。
前方の道路状況を確認しつつスピードメーターやカーナビゲーションの案内を見ることができて事故防止に繋がる最新技術。
高級車では珍しくない装備ですが軽自動車でHUD(ヘッドアップディスプレイ)はかなり贅沢で、スペーシアに付くとは予想外ですが嬉しい装備なのは間違いありません。
HUD内には前方衝突警報や自動ブレーキ動作の表示、道路の凍結警告なども表示されます。
また軽自動車ながら全方位モニターが付き狭い交差点や路地裏でも更に安心して運転することが可能に!
軽量プラットフォーム
次期スペーシアではスズキ新開発の軽量プラットフォーム『ハーテクト』が採用されます。
基本構造や部品配置を見直すことで車として理想的な骨格構造を実現しており、車両重量の軽量化やボディ剛性の向上、高い空力性能を達成しています。
また無駄の無い配置によりホイールベースの拡大、広い室内空間・ラゲッジスペースを確保しています。
ドライバー、同乗者など人間が乗る部分の骨格には高強度な鋼板を採用することで軽自動車でありながら高い衝突安全性能を誇ります。
軽量化できる部分は徹底的に軽くして無駄をそぎ落としていますが、万が一の事故のときのため居室空間周りは頑丈に作られており安心して乗ることができるでしょう。
値段と値引き方法
新型スペーシアの値段はまだ発表されていませんが、現行の初代スペーシアと大きな価格差は無いはずです。
初代スペーシアの価格帯:1,274,400~1,765,800円
最も高いグレードでも180万程度と予想されています。
また新型スペーシアの値引き(スズキディーラー)方法については別記事で詳しく解説しているので宜しければご覧ください。
発売日は2017年12月
正式な発売日は未定ですが2017年12月中に発売されることは確定しています!
既にディーラーではカタログ配布や商談の受付が始まっているので、購入を検討している方は是非スズキのディーラーへと足を運んでみてください。