イタリアの高級スポーツカーメーカーであるマセラティで初のSUVとして発売予定のレヴァンテの画像が正式に公開されました。
マセラティお馴染みのトライデントエンブレムはフロントとCピラーに鎮座。
もちろんフロントサイドの3つのエアインテークもしっかりと主張しています。
目次
マセラティの大型SUVレヴァンテ
クアトロポルテ、ギブリの販売不振により工場の製造ラインも複数回止まったりアルフィエーリの発売も遅れそうと、ここ最近良い話が少ないマセラティの起死回生を担うクロスオーバーSUVのレヴァンテの最新動画が公開されました。
レヴァンテの発表当初こそ、高級SUVの車種が少なく期待が高まっていましたが、つい先日、日本でも発売開始されたボルボのXC90を始めとしてジャガーのF-PACE、ベントレーのベンタイガ、ランボルギーニのウルスなどのライバルが続々と登場予定ですし、相変わらず人気の高いポルシェのカイエン、マカンなど競合車種はかなり多いジャンルとなってしまいました。
国産車で言うとレクサスRX、NXが日本、そして北米で高い評価を得ていますしね。
ボディサイズ
- 全長×車幅×車高[mm]:5004×1966×1679
- ホイールベース[mm]:3000
- 乗車定員:5名
プラットフォームはアルミ製でギブリと共有しています。
全長5m超え、車幅も2m近くあってかなり大きなボディサイズ。
パワートレイン・グレード
エンジンは全てV型6気筒を積んでいますが、その他ターボ、ディーゼルモデルが用意されています。
レヴァンテ350
- エンジン:V型6気筒24バルブDOHCツインターボチャージャー
- 総排気量:3000cc
- 最高出力:350ps
- 0-100km/h:6.3s
- 最高速度:243km/h
レヴァンテ430(S)
- エンジン:V型6気筒24バルブDOHCツインターボチャージャー
- 総排気量:3000cc
- 最高出力:430ps
- 0-100km/h:5.2s
- 最高速度:246km/h
レヴァンテディーゼル
- エンジン:V型6気筒24バルブDOHCツインターボチャージャー
- 総排気量:3000cc
- 最高出力:430ps
- 0-100km/h:6.9s
- 最高速度:230km/h
トランスミッションは全モデルでZF社製の8速ATのみとなっています。
また駆動形式については、本格的なSUVを表すかのように2駆は無くて全て4WDです。
既にギブリSQ4、クアトロポルテSQ4に使われているオンデマンド式フルタイム4WDと同じ物を使用しています。
ディーゼルエンジンはフィアット子会社のVMモトーリ社製です。
マセラティ レヴァンテ
ちょっとかっこよく見えた、てか色良いな pic.twitter.com/V3I8AeZcUP
— いろは6 (@Kaz3647M3) March 7, 2016
エンジン音
マセラティの魅力といえばエンジン、マフラーサウンド!
日本でもラインナップされているグレード”S”の音をスポーツモードのON・OFF時の両方聞くことができます。
燃費は9.2~13.9km/L
ガソリンエンジンの350が9.3km/Lで430は9.2kmL
ディーゼルは13.9km/Lと大型のボディサイズ、そしてマセラティということを考えると必要にして十分な燃費ではないでしょうか?
燃費を気にする人が乗るような車ではないとは思いますが。。。
装備も充実
- サスペンションはマセラティ独自のスカイフックサスペンション
- インパネ中央には8.4インチのタッチスクリーン式モニターを装備
- iphoneユーザー向けにアップルCarPlayと標準装備
- スポーツモードではサスの堅さだけでなくエンジン出力も調整
- シートはギブリのものを改良して、より心地よい物に
最新動画
ブランド展開
日本での正式な発売日は2016年9月。
マセラティの明暗を左右すると言っても過言ではないレヴァンテですが冒頭に挙げた車種以外にもBMWのX5やアウディQ5、Q7、メルセデスベンツのGLC、GLEといった日本での販売力が強いドイツ車とも競争をしていかなければなりません。
イタリア車、そしてマセラティというブランドをどう利用して広告展開をしていくかが鍵になってきそうで。
発売前情報
最近流行りの大型フロントグリルに、マセラティの証であるトライデントが格好いいですね。
アウディやBMWと同じようにヘッドランプがフロントグリルと接したデザインとなってます。
マセラティといえばかつては世界一どころか宇宙一壊れる車として有名!?でしたね。。。最近のイタリア車は部品などを他車メーカーと共有していますし、かなり信頼性は向上していますが。
サイドエアインテーク、Cピラーエンブレムもクアトロポルテ、ギブリと同様に付けられています。
シルエットはポルシェのカイエンに似た感じで、フロント同様に最近の流行りに乗っかっている印象です。
リアもカイエンに似てますね。
かつてのマセラティ・3200GTのLEDブーメランテールはかなり独創的でしたがグランツーリスモ以降はリアのデザイン、特にテールランプにはあまり力を入れていない感じですね。
今見てもかなり格好いいです!
ただこのブーメランテールはマセラティ側から「強い個性が欲しい!」と言われて3200GTのデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロが仕方なくデザインしたそうです。
天才デザイナーでも会社の要望には答えないといけないんですね。。。
クアトロポルテもマイナーチェンジを行い、フロント、サイド、リアと全ての印象が変わり色気が増しています。
発売は2016年
2015年発売と言われてましたが、2016年2月20日になって画像が正式公開になりました。
- ベントレー:ベンタイガ
- ジャガー:F-PACE
- ランボルギーニー:ウルス
- ポルシェ:マカン
などなどライバルとるSUVが続々と発表、そして発売される中で、さらに遅れをとるようなことは無いとは思いますが。。。
アルファロメオ・ジュリアも延期の発表がありましたし、フィアットグループの先行きが少し不安になってきます。