輸入車でも日本国内の正規ディーラーで購入できる車のほとんどが右ハンドルとなってきていますが、まだまだ限定モデルやスポーツカー、ニッチなメーカーでは左ハンドルを採用している車もあります。
減ってきてはいますが輸入車に乗るなら絶対に左ハンドル!という人も少なくはありません。
今回はそんなニッチな左ハンドル車を運転するときの注意点と、マジックハンドの活用方法を解説していきます!
目次
輸入車を所有するうえで壊れることが心配な人はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
左ハンドルは不便でも慣れれば大丈夫!?
特別なテクニックはいらない
マニュアルトランスミッション(MT車)のようにAT限定免許じゃ運転できないということは、左ハンドルの車ではありません。
普通運転免許証さえ持っていれば、特別なテクニックがあろうがなかろうが、誰でも左ハンドル車を運転することはできます。
免許取り立てでも左ハンドルのメルセデスベンツAMG、BMWのMシリーズ、アウディのRSなどの高性能モデルに乗って良いのです!
座る位置が左になるだけ
あなたが欲しい車が左ハンドル設定しかなかった場合は、少し心配になる部分も出てくるでしょうけど、単純に座る位置が左になるだけで、ウインカーやワイパー、照明のボタン類などの配置はそのまま変わりません。
右ハンドルの輸入車だとウインカーレバーはそのまま左側に付くので、ウインカー、エアコン・カーナビなどの操作は全て左手でやらなけれならず危険な場面も出てきますが、本国仕様の左ハンドルであればウインカーとセンターパネルの操作は平等に両手で操作することができ、自然なドライブを楽しむことができるのです。
ペダルの配置は左からクラッチ、ブレーキ、アクセルなのは変わりませんしね。
ただマニュアル車の場合は慣れ親しんだ左手でのシフトチェンジではなく、もちろん右手で操作を行う必要があるので、慣れるまでは注意が必要です!
右側にあるんだ!と意識をしておかないと、慌てふためいてしまう可能性は十分に考えられます。。。
こちらは外国人の方が海外仕様の日産マーチを解説している動画です。日本人の気配りでウインカーは左に移動。。。ということは無く右のまま。
停車中のバスは追い越し禁止です!
左ハンドル車に乗っているときに最も注意するべき点はバス停で止まっているバスを追い越すことです。
停車中のバスであれば障害物としてみなされるので、追い越しても構わないのですが、左ハンドル車が対向車線の状況を知るのはかなりのリスクが伴います。
無理に右側に車体を持って行っても、よっぽど幅の広い道路じゃない限り見ることは難しいので、素直にバスが発進するまであきらめるのがベストです。
後ろの車にクラクションを鳴らされようが、冷たい視線を感じるような気がしようが、ジッと待ってください!事故を起こしてからでは遅いですので。。。
左ハンドルのメリット・デメリット
メリット
- 路肩ギリギリまで寄ることができる、駐車ができる
- 歩道で待ち合わせしている友達・恋人を見つけやすい
- 待ちをあるくカッコイイ人、カワイイ人を見つけやすい
- 追い越し車線から走行車線への車線変更がしやすい
- 歩道側に降りるときに注目を集めることができる
- ウインカーが左、操作パネルが右なので自然なドライビング操作をすることができる
- 単純にカッコイイ!
デメリット
- 交差点で右折する際の安全確認がし辛い
- 走行車線から追い越し車線への車線変更がしやすい
- 停車中の車やバスの後ろだと対向車線が見えないので追い越しに危険が伴う(諦めて下さい)
- 駐車券がとれない
- ドライブスルーの注文が大変
1人で乗っているときにはドライブスルーで注文するのは、ちょっと恥ずかしい思いをするので、できれば控えましょう!?
次は左ハンドルの駐車券問題です。
駐車券はマジックハンドでとれ!
有料駐車場、コインパーキングを利用する際に問題となるのが、運転席側から駐車券を取れないことです。
都心部、大都市圏のど真ん中であれば左ハンドル用の発券機が設置されているところもありますが、まだまだ少ないのが現状ですし、現在は輸入車といっても右ハンドルが主流なので今後増えることもないでしょう。。。
そんなときに必須なのがマジックハンドです。これさえ車内に常備しておけば車を降りることなく駐車券をとることができます!
決してスマートな行動ではありませんが、、、便利さには代えられませんので、ぜひこの技術を習得してください。
助手席に誰かを乗せているのなら、その人に協力してもらうのがベストです!そして高速道路を乗るのであればETCは必須ですね!
左ハンドル車の助手席は怖い!?
普段、右ハンドルの車を運転している人が、左ハンドルの助手席に座ると怖い!という人がたまにいます。
右側に座っているのに運転していないという感覚から、どこか落ち着かなかったり恐怖感を感じるそうです。
交差点での右折待ちの状況だと、運転手から対向車線の視覚を確保するためにギリギリの位置まで車を前に進めますが、この状況も非常に恐怖があるのです!
大切な人を助手席に乗せているときは、無理な運転はせずに、信号の指示に従うことを優先にした安全運転を心掛けると紳士的でさらにモテルと思います。。。
左ハンドル車は人生で1度は所有を
輸入の多くが右ハンドルになってきたとはいえ、まだ外車といえば左ハンドル!というイメージが強いのも事実です。
日本では右ハンドルのほうが運転しやすい場面のほうが多いですが、1度の人生ですし1台ぐらいはあなたの愛車遍歴の中に左ハンドル歴を入れてもいいのかなと思います。
まだ未経験の方は是非とも購入を検討してみてはいかがでしょうか?