ホンダ自動車1999年~2009年まで発売していたFR2ドアオープンカー「S2000」の後継車種を発売するようです。
発売が噂されていたベイビーNSXにあたる車種とも言われておりNSX、S660に次ぐスポーツカーとして注目を集めています。
ホンダはヨーロッパでZSXという名称を商標登録しており、S2000の新型ではなくZSXと名前を新たに進化して帰ってくる!?新型車種のデザインを中心に紹介をしていきます。
目次
新型車種ZSX!スポーツビジョンGTとの違いは?
エクステリア
現時点で最もZSXに近いデザインとされているのがグランツーリスモとホンダが共同コラボレーションで設計した「スポーツビジョン・グランツーリスモ」です。
動画を見る限りゲームソフトであるグランツーリスモとのコラボにしては力が入りすぎており、今後ホンダから市販化される確率は高いでしょう。
他の予想デザインもまとめました。
オレンジの派手なカラーからマクラーレン、またフェラーリやランボルギーニといったスーパーカーを思わせます。
サイドのエアインテークが無くスッキリしたデザイン。
スポーティーな赤色Ver
インテリア
スポーツビジョン・グランツーリスモのインテリアはボディ色と同じくブラックのクロームメッキ調でまとめられた格好いいデザイン。
シートはフルバケケットタイプ&4点式のシートベルトでサーキット走行をメインとする本格的なスポーツカーの仕上がりに。
ステアリングには大きなパドルシフトも装備されています。
エンジンはVTECターボ
ZSXに搭載されるエンジンはシビックタイプRと同じVTEC直列4気筒+ターボと予想されています。
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1995cc
- 最高出力:310ps(228kW)/6500rpm
- 最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/2500~4500rpm
参考までにスポーツビジョンGTのエンジンスペックは以下の通りです。
- エンジン:直列4気筒+ターボ
- 総排気量:1998cc
- 最高出力:410ps/7500rpm
トランスミッションはMTのみか
S2000のトランスミッションは6速MTのみでしたが、次期ZSXでは恐らくATもラインナップしてくると思われます。
AT販売比率が95%以上の中でMTのみで発売するのは現実的に収益等を考えると難しいですからね。
シビックのようにタイプRだけ6速MTのみという感じになるのではないでしょうか。
ATのトランスミッションはホンダが開発している世界初の8速DCTが採用されるかもしれません。
DCTでお馴染みのフォルクスワーゲンやアウディでも7速が最高ですから、ホンダが市販化する際には大きなニュースになることでしょう。
ただ既に9速DCTがNSXで採用されているのでインパクトには欠けますが、、、
低燃費性能を達成しつつ,走る楽しさを際立たせた世界初のトルクコンバータ付8速デュアルクラッチトランスミッションを開発した.
トルクコンバータの採用による力強くスムーズな発進,ドライブラインの低慣性化による素早い変速,多段クロスレシオ化によるリズミカルで途切れない加速などスポーティな走り感の創出をおこなった.
また,ワイドレンジ化やフリクション低減などにより従来の5速オートマチックトランスミッションに対し,15%の動力性能向上と8%の燃費性能向上を達成した.
全段共用ギヤ列,独自の2重管構造,超偏平トルクコンバータなどの採用で,サイズや重量を従来の同クラス用5速オートマチックトランスミッションと同等に抑えると同時に,多段化を実現した.
レブマッチシステム
10速を超える多段トルクコンバーター式ATやデュアルクラッチトランスミッションなどATの進化が日進月歩で進む中で、実はマニュアルトランスミッションも進化を遂げておりレブマッチシステムがその代表ですね。
MTでシフトダウンするときにはクラッチを切りアクセルを空ぶかしエンジン回転数を上げる必要がありますが、レブマッチシステムが付いていればただシフトダウンするだけで自動的に回転数が上がりブリッピングと共に滑らかなギアチェンジが可能となります。
回転数を自動シンクロするレブマッチシステム。
変速操作に合わせて、まるでヒール&トゥを決めたかのようにエンジン回転数を自動でシンクロさせるレブマッチシステムをHonda車として初めて採用。
MT初心者でも操る歓びを満喫でき、エキスパートはより精緻なハンドル操作やブレーキングに注力したドライビングが可能となる。
出典:http://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/driving/
動画ではPIVOTの3-drive・ブリッピング機能付きスロットルコントローラーによるレブマッチング(オートブリッピング)の動作が分かります。
燃費向上のためハイブリッド化?
NSXでは低燃費化というよりも走行性能向上のためにV6・3.5Lツインターボエンジンに加え3つのモーターを搭載したハイブリッドシステムを採用しましたが、ZSXでも同じくハイブリッドになる可能性があります。
燃費はガソリンエンジンであれば12~13km/l、ハイブリッドであれば15~20km/程度となりそうです。
- NSX:12.4km/l
- シビックタイプR:12.8km/l
ライバル車種
一時期は下火になっていたスポーツカーですが近年は各メーカー共に市販化、開発を進めています。
トヨタ自動車では86に次ぐスポーツカーとしてBMWと共同開発される新型スープラ、ロードスターの対抗車種としてS-FRが予定されています。
日産からはスペシャリティカーとしてバブル世代を駆け抜けたシルビアの復活
マツダからはロータリーエンジン復活の注目があつまるRX-7、RX-8の後継車種であるRX-9?があります。
ボディサイズ
ZSX、スポーツビジョンGTともにボディサイズは不明なので現行NSX、シビックタイプR、そしてS2000の大きさについてまとめました。
NSX
- 全長×車幅×車高:4490×1940×1215mm
- ホイールベース:2630mm
シビックタイプR
- 全長×車幅×車高:4560×1875×1435mm
- ホイールベース:2700mm
S2000
- 全長×車幅×車高:4135×1750×1285mm
- ホイールベース:2400mm
NSXはスーパーカーなので2m近い車幅ですがシビックタイプRでも1875mmと国産車としてはかなり大きめです。
走行安定性を高めるために実用性を捨てた数値ですが、ZSXでも同じく1900mm近い車幅になる可能性も十分に考えられます
狭い日本の道路での使い勝手を考えると1800mm以下に抑えたいところですが果たして。。。
価格は400万程度
価格帯が2000万越えのNSXと軽自動車であるS660との中間に位置するモデルなので価格も中間になるとは思いますが幅が広すぎますね、、、
参考までにS2000最終モデルの価格は以下のようになっています。
- ベースグレード:3,864,000円
- タイプS:3,990,000円
また2017年9月に発売された現行シビック・タイプRは4,500,360円であることから次期S2000ことZSXは400万~450万あたりで市販化されそうです。
発売日は2019年
予想されている発売日は2019年で正式な情報はまだ未定!
今後のホンダからの公式発表、そして今後開催予定のモーターショーに注目が集まります。
参考までに日本だけでなく世界も含めたモーターショーの開催予定は以下のようになります。
- 2017/12/15~2017/12/18:福岡モーターショー
- 2018/01/12~2018/01/21:ブリュッセルモーターショー(ベルギー)
- 2018/01/12~2018/01/14:東京オートサロン
- 2018/01/19~2018/01/21:札幌モーターショー
- 2018/01/13~2018/01/28:デトロイトモーターショー(アメリカ)
- 2018/02/10~2018/02/12:東北モーターショーin仙台
- 2018/03/08~2018/03/18:ジュネーブモーターショー(スイス)
- 2018/03/30~2018/04/08:ニューヨークモーターショー(アメリカ)
- 2018/04/05~2018/04/08:マニラモーターショー(フィリピン)
- 2018/04/19~2018/04/29:インドネシアモーターショー(インドネシア)
- 2018/04/25~2018/05/04:北京モーターショー(中国)
- 2018/06/07~2018/06/17:釜山モーターショー(韓国)
市販化モデルがいきなり登場する可能性は低くモーターショーでコンセプトモデルの発表があってから市販化に関する情報が出てくるはずです。
2018年中のモーターショーでZSXに関わる新情報が出る確率は高いので分かりしだい当記事も更新をしていきます!
ホンダの値引き方法については別記事にまとめたので宜しければご覧くださいm(_ _)m