外車で採用が増えている変速方式といえばデュアルクラッチトランスミッションです。
基本的な仕組みや構造はメーカーが違っても同じなのですが、メーカー独自の細かいチューニングが異なるころからオリジナルの名称が付いていることが多いので、今回は各メーカー別のDCTの名称を紹介していきます。
マニュアルトランスミッションの構造を2つのクラッチによって自動変速化したDCTは、優れた伝達効率やダイレクト感の
ある加速など、マニュアルトランスミッションの利点をそのまま備えています。このDCTとモーターを組み合わせ、モーター
をトランスミッション末端に配置。DCTクラッチがエンジンとモーターの接続・切断を兼ねる構造としました。また、ギア構造を工夫することで全長を短く抑えながら7速化を実現しています。
目次
ドイツ車のDCT名称
フォルクスワーゲン
DSG(Direct Shift Gearbox):ダイレクトシフトギアボックス
世界で初めて量産車にDCTを採用したのがフォルクスワーゲンです。
4代目のゴルフR32に初めて搭載されました。
当初は故障が多くリコール対象にもなったことがありますが、最近では技術が進み信頼性も高くなり理想的なトランスミッションと言われていますね。
ただ壊れた時の修理費用は高額ですが。。。
アウディ
S tronic:エストロニック
フォルクスワーゲンの高級車部門の位置づけであるアウディでの名称はS tronicです。
この2社がDCT普及の時代を作ったと言えるでしょう。技術・信頼性ともにナンバー1と言っても過言ではありません。
ポルシェ
PDK(porsche-doppelkupplung):ポルシェ・ドッペルクップルング
全世界の男の憧れポルシェはPDKです。
日本語読みすると難しいですが、ドイツ語の格好良さを感じるのは私だけでしょうか?(笑)
ポルシェでお馴染みのトランスミッションといえばティプトロニックがありますが、こちらはトルクコンバーター式のオートマチックトランスミッションです。カイエンは未だにティプトロニックを採用していますね。
PDKの変速時間は約0.02秒で電光石火とトランスミッションと呼ばれています。

メルセデスベンツ
MCT(AMG SPEEDSHIFT):エーエムジースピードシフト
メルセデスベンツはDCTの採用に積極的ではありませんが、SL63AMGなど高性能スポーツカーなど一部で使われています。
Cクラスなどで採用されている7G-TRONICは前進7速・後進2速のAT方式です。
動画はメルセデスベンツの工場で作られているデュアルクラッチギアボックスの生産風景を記録したものです。
工場好き、ネジ好き、歯車フェチの方にお勧めです(笑)見ていて飽きないと思います。
メルセデスSLS AMGは、ゲトラグAMG」SPEEDSHIFT「7速デュアルクラッチギアボックスは、トランスアクスルの構成の後部に取り付けられ、アルミトルクチューブで囲まれた炭素繊維のドライブシャフトを介してエンジンに接続し使用します。メルセデス・ベンツによると、それはわずか100としてミリ秒でギアチェンジが可能です。 メルセデス・ベンツCLA250とGLA250は両方に自社開発の7速デュアルクラッチギアボックスを使用します。
BMW
DCT(Double Clutch Transmission):ダブルクラッチトランスミッション
BMWのメルセデスベンツと同じく、DCT車は少ないです。スポーツバージョンであるMシリーズ、Z4などに採用されています。
そのせいなのかDCTも略語はそのままでDualがDoubleになっただけです。
ダブルクラッチというと日本ではMT車の運転テクニックと捉えれることが多いですね。
イタリア車のDCT名称
イタリアメーカーもドイツメーカーと同じぐらいDCTの採用には積極的です。
ランボルギーニ
LDP(Lamborghini Doppia Frizione):ランボルギーニドッピアフリッツィオーネ
フェラーリと並ぶ超高級スポーツカーの代表であるランボルギーニ。ポルシェ・ドッペルクップルングがドイツ語的な格好良さならランボルギーニドッピアフリッツィオーネはイタリア語的な格好良さがありますね(笑)
ちなみにフェラーリはF1DCTで、ただF1と最初につくだけです。シングルクラッチのときもF1マチックでしたし、名称には拘りが無いのでしょうか?

アルファロメオ
Alfa TCT(Alfa Twin Clutch Technology):アルファツインクラッチテクノロジー
アルファロメオというお洒落なメーカー名と比較すると独自名称は控えめな印象ですね。
アルファ156でマニュアル車のイメージが強いメーカーではありますが、現在はマニュアル車は正規輸入では買うことができません。。。
少し寂しい話ですね。
その他のメーカー
ボルボ
Power Shift:パワーシフト
ボルボも採用が少なくC30・S40・V50など一部車種に限られています。
マクラーレン
SSG(Seamless Shift Gearbox):シームレスとギアボックス
希少性ではフェラーリ、ランボルギーニを超えるマクラーレン!F1と同じくSSGという名称です。
各メーカーのDCT名称でした!
いかがでしたでしょうか?
同じデュアルクラッチミッションでも各メーカーでオリジナルの名称を使っていることが多いです。
あなたがお乗りに愛車の名称を今一度確認してもらえたらと思います!
覚えてもなかなか披露する機会が無いですけど、トランスミッション形式を聞かれたときに「ランボルギーニドッピアフリッツィオーネ」とサラッと口にできたら格好良すぎますね(笑)
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