もっとも美しい車ランキングなど数々のデザインに置いて高い評価を受け、走りにおいてもロータリーエンジン独特の出力・トルクにより多くの人を魅了したマツダのRX-7ですが、2017年に再発表されることが決定しました。
2017年の東京モーターショーでの発表が濃厚で、新開発のロータリーエンジンを搭載して遂に復活です!
2015年に公開されたコンセプトカー、ロータリーの将来のビジョンを描いた車である「RX-VISION」がRX-7へと進化することが予想されているので、RX-VISIONと同時に最新情報をまとめていきます。
※2017年1月17日追記
マツダの役員会にて正式にRX-9の開発が決定しました。
RX-VISIONをベースとしてRX-7の復活もしくは新型車種RX-9として市販化されることは間違いなさそうです!
目次
新型RX-7の最新情報を総まとめ!
インテリア
メーターパネルからエアコン操作部までデザインに一体感を持たせ、いかにもスポーツカーというデザインだったかつてのインテリアですが、RX-VISIONもそのコンセプトを受け継いでおり、立体感のあるアナログメーター、無骨なシフトノブを見るとTHEスポーツカーの様相を呈しています。
内装は映像で見る限りステッチ有のオール革張り(革は乗馬の鞍に使われる最高級品を鞣したもの)で高級感をだしつつも、全体的には走りに特化するためシンプルにまとめられており、ランボルギーニ・ディアブロやフェラーリ・テスタロッサなど1980年代後半~1990年代前半のイタリア車スーパーカーのようなデザインにも見えます。
マニュアルトランスミッションということで!?サイドブレーキは坂道発進がしやすいようにペダル式、電子式のサイドブレーキでは無く昔ながらのタイプとなっています。
エクステリア
エクステリアについても上記の動画でたっぷりと堪能できます。
フロントマスクはやりすぎな感じも否めませんが、リアビュー、特にテールランプはかつてのRX-7を思い出されるようなデザインで格好良すぎます。
デザイナーはマツダの執行役員デザイン本部長の前田郁男さんで「鼓動デザイン」を生み出した人で、「鼓動デザイン」の集大成となる1台になりそうです。
タイヤサイズ
- フロント:245/40R20
- リア:285/35R20
ボディサイズ
RX-VISIONはかなりワイドなボディで日本車離れした大きさに見えますが、実際の数値は以下のようになっています。
- 全長:4389mm
- 車幅:1925mm
- 車高:1160mm
- ホイールベース:2700mm
1991年から2002年まで発売されていたRX-7(FD3S型)のボディサイズは以下の数値で、全体的にコンパクトにまとめられていました。
- 全長:4285mm
- 車幅:1760mm
- 車高:1230mm
- ホイールベース:2425mm
FDより車高を低くして、長くワイドにさせたらカッコイイに決まってますね。ロングテールショートデッキを実現したデザイン的にも理想的なボディサイズに仕上げてきました。
プラットフォームは現行のロードスターと共有
市販される際には現行のロードスターで使われているSKYACTIV-CHASSISを共有するようなので、次期モデルはRX-VISIONよりFD3S型に近い大きさになるかもしれません。
4代目ロードスター(DBA-ND5RC)の大きさ
- 全長:3915mm
- 車幅:1735mm
- 車高:1235mm
- ホイールベース:2425mm
RX-VISIONを見ると現実味が無いぐらいに車高が低く見えますが、市販車として売っているロードスターより5mmしか低くありません!
意外とあのままのスタイルで発売される可能性も無きにしも非ずかと。。。
ロードスター並みの「人馬一体」感を追求し、「走る歓び」を実現すると同時に快適性、安心感を高めた軽量シャシー
SKYACTIV-CHASSIS(スカイアクティブ シャシー)の特長
・サスペンション、ステアリングの機能を徹底的に見直し、「人馬一体のドライビングプレジャー」を実現
・快適性や安心感を高めることで、大幅に走りの「質の向上」を達成
・新開発のフロントストラット&リアマルチリンクサスペンションシステム、電動パワーステアリングを採用し、性能向上とともにシャシー全体で従来比14%※の軽量化を達成
※CDカー(アテンザ、Mazda6クラス)の数値
ロータリーエンジン16X「RENESIS」
新開発されるエンジンはその名もロータリーエンジン16X「RENESIS」で最高出力は300馬力を誇ります。
もちろんSKYACTIVEの技術も使われており、発売までに時間もあるということで更なる出力アップがされることでしょう。
排気量は1600ccでRX-8の1300ccを上回っています。
またトヨタとは水素燃料とロータリーエンジンの相性が良いということで、エンジンの共同開発を行っており、ロータリー+水素燃料というパワートレインも十分に考えられます。
燃費性能は未知数
部品が少ないため重力も軽く、コンパクトであるロータリーエンジンですが、低回転域のトルク不足とともに、欠点として挙げられることは燃費です。
4代目ユーノスコスモに搭載されていた20B-REW型1,962cc/3ローターは2~3km/L程しか走ることができず、低燃費車の代名詞となってしまった過去があります。
燃費を気にして乗る様な車ではないとはいえ、排出ガスの環境基準などは厳守しなければなりませんし、ディーゼルの高燃費が評価されて業績がうなぎ上りとなっているマツダですから、ロータリーの燃費に目を瞑るということは無いでしょう。
SKYACTIV-Rで高燃費ロータリー
現在マツダではSKYACTIV-Rを開発していますし、燃費という面では期待しなければ問題はないと思われます!またガソリンメインではなく、水素カーとしてメインで売り出す可能性も0ではないかもしれません!?
価格は350万~500万程度か
プラットフォームを共有するロードスターのベースグレードの価格は2,494,800円で、エンジンは新開発のロータリーであることを考えると+100万程で計算して350万からの価格設定となりそうです。
ただRX-VISIONの価格については「おぎやはぎの愛車遍歴」という番組内で、矢作さんが1300万ぐらいで出しましょうか?という発言に対して、デザイナーの前田さんが「そうしましょうか」という発言があるのが気がかりな点ではありますが。。。
まあ本気とも冗談とも取れず、あっさりと合わせたような感じではありましたけど。
値引き方法
口コミでも高評価
でもRX-VISION格好よすぎなんだよな pic.twitter.com/FxgKsSZqoT
— ゆ (@faylsad) May 28, 2016
RX-VISIONについてはもうどっかがお金を出してくれるじゃなくて「俺達はこういう車を創るんだ」って言う自己主張全面で作られてるから面白いんですよ。デザイン本部長が「あぁ、死んじゃったね」と言うほどデザインに力を入れてるんですよアレは(
— ちきんΔsilenxe* (@_chi69) June 7, 2016
2020年のマツダ創立100周年に向けてRX-7発売へ!
2020年はマツダにとって創立100周年となるメモリアルイアーです。
2017年にはRX-7、そして2020年にRX-9を発売するという情報も流れています。
ディーゼルに加えてロータリーという武器を手に入れることになるマツダの勢いはしばらく続きそうですね。